京都北東・八瀬No.011地図で見る →

八瀬・高野川

nature穴場——実はすごい

比叡山の西麓、京都北東にある緑豊かな里。浅く澄んだ高野川が流れ、古くから京の「奥座敷」と呼ばれてきた夏の涼み処だ。

八瀬・高野川
実写(ライセンス済み)Hahifuheho / CC0

八瀬は比叡山の西麓に位置し、高野川が砂利の上を浅く澄んで流れる。暖かい季節には家族連れが川で涼み、河岸で弁当を広げ、川沿いの料理店が川床を開く。京都が古くから「奥座敷」(賑やかな表から離れた静かな奥の間)と呼んできた市街北東の里の一角だ。同時に比叡山への西の玄関口でもあり、叡山ケーブル・ロープウェイの乗り場が川のすぐそばから出ている。川と山を一日で組み合わせることができる。市街から叡山電車ですぐの近さだ。

なぜ穴場のままか

この路線の乗客の多くは比叡山や有名な寺へ直行し、川で足を止める人は少ない。ここで水遊びできるという英語の観光情報がほとんどなく、京都の主要な観光導線からも外れているため、河原は静かなまま保たれている。

歴史・背景

八瀬は古くから宮廷とゆかりが深く、地名にはよく知られた伝承がある。672年の壬申の乱で背に矢傷を負った大海人皇子(のちの天武天皇)が、この地に伝わる釜風呂(土でつくった蒸し風呂)で養生したことから「矢背」と書いたと一説は伝える。叡山電車は1925年、比叡山の延暦寺への参詣路として八瀬に達した。終点・八瀬比叡山口駅の丸屋根のレトロな駅舎は、その時代から今に残る。

見どころ(歩く順)

実写(ライセンス済み)Hahifuheho / CC0
八瀬比叡山口駅
1925年開業。叡山電車の終着駅で、丸屋根のレトロな駅舎が残る
高野川の浅瀬
砂利底の澄んだ流れ。夏は涼みや子どもの水遊びの場になる
川沿いの料理店
暖かい季節に川床を開く、岸辺のいくつかの飲食店
叡山ケーブル・ロープウェイ
川から歩いてすぐの比叡山への西の登り口

おすすめの楽しみ方

夏に訪れたい。浅く澄んだ高野川で水に足を浸したり、河岸で憩ったり、川沿いの料理店で食事を楽しめる。人が少ないのは午前中。同じ駅から叡山ケーブルに乗れば、川と山を一日で巡れる。

実際の行き方

起点
京都駅
所要
約40分 · 電車(本数多め)
降車
八瀬比叡山口駅
  1. 京都駅→東福寺駅(JR奈良線・約2分)
  2. 東福寺駅→出町柳駅(京阪本線・約11分)
  3. 出町柳駅→八瀬比叡山口駅(叡山電車・14分)
  4. 八瀬比叡山口駅→高野川(徒歩数分)
叡山電車+徒歩少し
京都駅→(JR奈良線・約2分)→東福寺駅→(京阪本線・約11分)→出町柳駅→(叡山電車・14分)→八瀬比叡山口駅。合計およそ35〜40分。電車は本数が多く、叡山電車はおおむね10分間隔で運行するので、決まった発車時刻を狙う必要はない。
帰りは同じ道を戻る
八瀬比叡山口から叡山電車で出町柳へ(14分)、そこから京阪・JRを逆にたどって京都駅へ。いずれも夜遅くまで走る本数の多い都市電車なので終バスを気にする必要はない。それでも当日の終電時刻は駅で確認を。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
叡山電車と、乗り継ぐ京阪・JRはいずれもICOCAやSuicaなどのICカードが使える。券売機で現金支払いも可能。
定休
地元の家族が泳ぐ川で、管理された遊泳場ではない。監視員はいないので、濡れた岩場では足元に注意し、子どもから目を離さないこと。
別ルート
川に入るより山に登りたければ、ほぼ同じ駅から叡山ケーブルで比叡山上へ向かえる。
降りたあと
八瀬比叡山口駅から高野川へは徒歩数分。叡山ケーブルの駅までは徒歩約5分。

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