
鳥取南部・智頭No.588★地図で見る →
智頭宿
〜杉のまちに残る宿場町〜
杉の山にかこまれた鳥取県南部の宿場町。旧街道がそのまま今のメインストリートで、通りでいちばん大きな商家は中を見られる。杉玉は造り酒屋だけでなく、ふつうの民家の軒にも下がっている。
- 起点鳥取駅
- 半日JR因美線・鳥取から
- 降車智頭駅(JR因美線)
- 徒歩
- 智頭宿
狙い目
智頭は隠れた町ではない。街道も高速道路のインターも鉄道も、みなここを通っている。静かなのは、観光地というより働いている町として続いているからだ。入口も決まった順路もなく、道は公道のまま。どの脇道に入るか、どの戸が開いているかで、見えるものが変わる。
場所
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- 智頭往来旧街道そのもの。今も町のメインストリートで、ふつうの公道でもある
- 石谷家住宅街道沿いで最も大きな商家。国の重要文化財で、内部を公開している
- 諏訪神社町の氏神。県指定の民俗文化財である柱祭りが伝わる
- 諏訪酒造通りに面した現役の酒蔵。日本酒を描いた漫画に登場した銘柄で知られる
実際の行き方
- 鳥取駅→智頭駅(JR因美線)。
- 智頭駅→因幡街道の旧道(北東へ徒歩約10分)。
- 旧道を石谷家住宅まで歩き、諏訪神社の側まで進んでから引き返す。
- 鳥取駅からJR因美線
- 智頭は鳥取から南へ、県境の方へ谷をさかのぼったところにあるJR因美線の駅だ。この区間の普通列車は本数が多いわけではないので、出る前に鳥取駅で発車時刻を確かめておきたい。町は駅前ではなく、少し歩いた先にある点も頭に入れておくとよい。
- 智頭駅から戻る
- 帰りも同じ線で北へ、鳥取方面へ。本数が限られるぶん、旧道の奥から駅まで歩き戻る時間を見ておきたい。帰りの時刻は駅舎に掲示されている。
どんな場所か
智頭は、因幡街道が鳥取平野を離れて畿内側の山へ入っていく場所にある。旧道である智頭往来は今も町の背骨で、沿道に並ぶのは保存用に整えた建物ではなく、住まいと商いの建物だ。いちばん大きいのが街道に面した石谷家住宅で、現在は公開されており、表の座敷の奥に土蔵と庭がひろがる。この土地の生業は杉で、通りのあいだじゅう、軒に杉玉が吊るされている。町屋を改装したカフェや小さな店が、古い店構えのあいだに混ざりはじめている。
おすすめの楽しみ方
町並みが始まるのは智頭駅から歩いて10分ほど。旧道は端から端まで歩いて戻れる長さだ。向くのは午前で、通りの店は朝のうちに順に開いていく。石谷家住宅は公開日が決まっているので、通りではなく屋敷を目当てにするなら先に確かめておきたい。
歴史・背景
因幡街道は、江戸時代よりずっと前から畿内と因幡を結んでいた道だ。鳥取藩の時代、智頭は参勤交代で江戸へ向かう行列が最初に泊まる宿場となり、藩の御茶屋、奉行所、制札場が置かれた。国の重要文化財である石谷家住宅は、その街道沿いの格が建物の形になって残ったものといえる。町の諏訪神社では、県の指定を受けた柱祭りが今も続いている。
行く前に
- 現金
- 通りを歩くのは無料。石谷家住宅は入口で入館料を払う。沿道の店やカフェは小さな個人商店なので、カードよりも現金を持っていくほうが確実だ。
- 知っておきたいこと
- 石谷家住宅は公開日が決まっていて、この散策のなかで唯一、事前確認が要る場所だ。冬は雪の積もる谷でもある。旧道は車の通る生活道路なので、真ん中ではなく端を歩きたい。
- 別ルート
- 車なら鳥取自動車道の智頭インターからすぐ。通りに観光用の駐車場はなく、町は智頭町民グラウンドへ停めるよう案内している。
- 降りたあと
- 智頭駅を出たら線路を背にして北東へ、歩いて10分ほど。旧道は谷に沿って延びていて、新しい店構えが途切れるあたりから町並みが始まる。
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