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偕楽園

nature王道を、いちばんいい形で

1842年に水戸藩主・徳川斉昭が開いた日本三名園の一つ。約100品種3,000本の梅が千波湖を見下ろす丘に広がり、早春の「水戸の梅まつり」には多くの観梅客が集まる。

偕楽園
実写(ライセンス済み)LuxTonnerre / CC BY 2.0

偕楽園は藩主の専用庭園としてではなく、領民と楽しみを分かち合う場として設計され、その思想は名前(偕=共に楽しむ)にも刻まれている。緩やかに千波湖へと傾く丘に、梅は整然とした列ではなく、のびのびとした自然な群落として植えられた。庭の中心には茅葺き屋根の好文亭が立ち、斉昭が学問や集会に使った空間として残る。梅は品種ごとに開花時期がずれるため、2月下旬から3月にかけて長い期間、異なる色合いが庭を移り変わっていく。入園は年間を通じてほぼ無料で、梅まつりの期間のみ料金が発生する。

歴史・背景

水戸藩の第9代藩主・徳川斉昭は、水戸学(幕末の思想運動の中心)の拠点でもあった水戸において、1842年に偕楽園を開いた。翌年の開園に先立ち、1841年には好文亭が建てられた。兼六園(金沢)・後楽園(岡山)と並ぶ「日本三名園」は明治期のガイドに由来する格付けで、現在は三園がいずれも公式に使用している。

見どころ(歩く順)

実写(ライセンス済み)Etwas Neues / CC BY-SA 3.0
梅林
約100品種3,000本の梅が丘一面に広がる。盛りは2月下旬から3月中旬にかけて品種ごとに続く
好文亭
1841年建築の茅葺き・2階建ての御休所。千波湖の眺望が開く。内部見学は別料金
千波湖ビュー
庭の東端から望む湖の景色。梅まつり期間中の週末・祝日は臨時の偕楽園駅が湖畔口付近に開設される日がある
孟宗竹林・秋の紅葉
梅の季節以外の見どころ。同じ丘の竹林と秋の色彩が楽しめる

おすすめの楽しみ方

梅の見頃は2月下旬〜3月上旬が中心だが、年によって前後する。水戸市観光協会または偕楽園公式サイトで開花状況を確認してから出かけたい。まつり期間中も9時前の入園は無料で、朝の光の中で梅を観るには最もよい時間帯だ。「偕楽園臨時駅」は梅まつり期間中の週末・祝日のみ湖畔口付近に開設され、上り方向のみ停車(帰りはバスまたはタクシーで水戸駅へ)。運行日かどうかを事前に調べると便利。

実際の行き方

起点
東京駅
所要
約70分 · 特急 約70分
降車
水戸駅(JR常磐線・特急ひたち・ときわ)
  1. 東京駅 → 水戸駅(JR特急ひたち・ときわ、約70分)。
  2. 水戸駅北口 → 関東鉄道バスで偕楽園(約15分・270円)または湖畔を徒歩25〜30分。
  3. 偕楽園に入り、梅林の丘を上り好文亭へ(歩く順で眺望が広がる)。
東京駅 → 水戸駅(JR特急)
東京駅からJR常磐線の特急「ひたち」または「ときわ」で水戸駅へ(約70分)。本数は定期的にあるが途中停車が異なるため時刻表を確認。水戸駅北口から関東鉄道バス(偕楽園行き)に乗り約15分・270円。または駅から千波湖沿いを徒歩25〜30分でも行ける。梅まつり期間中の週末・祝日はJR常磐線の臨時駅「偕楽園駅」が湖畔口付近に開設される日があり、上り列車のみ停車(帰りはバスかタクシーで水戸駅へ)。
バスで水戸駅へ戻り、JR特急で東京へ
偕楽園バス停から水戸駅北口へ戻り、JR特急「ひたち」または「ときわ」で東京駅へ。特急は指定席料金が別途必要(ICカード可)。夕方の東京行き最終特急の時刻を、庭に入る前にホームで確認しておくと安心。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
通常期の入園は無料。梅まつり期間中は大人320円(9時前の入園と茨城県民は無料)。好文亭内部の見学は別途入場料が必要。JR特急は指定席料金が別途かかる。
定休
開園時間は2月20日〜9月30日が6:00〜19:00、10月1日〜2月19日が7:00〜18:00。梅の見頃は年によって大きく前後するため、公式サイトの開花速報を出発前に確認すること。
別ルート
JR普通列車(特急なし)でも東京から水戸まで約2時間で行ける。指定席不要で乗れるため、特急が満席の場合の選択肢になる。
降りたあと
水戸駅北口 → 関東鉄道バス「偕楽園」行き乗車(約15分・270円)。梅まつり期間中の週末・祝日は偕楽園臨時駅が湖畔口付近に開設される日があるが、上り方向のみ停車。帰りはバスで水戸駅へ。

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