泉州・和泉No.037地図で見る →

信太森葛葉稲荷神社・和泉

history穴場——実はすごい

大阪・和泉の旧信太の森にある稲荷社。平安の陰陽師・安倍晴明の母とされる白狐「葛の葉」の伝説を今に伝える。

信太森葛葉稲荷神社・和泉
実写(ライセンス済み)阪神強いな / CC BY-SA 3.0

この稲荷社は、かつての信太の森(大阪南部)に鎮座し、葛の葉伝説の地として知られる。男・安倍保名が白狐を助け、狐は葛の葉という女性の姿で保名と結ばれ子をなす。やがて正体が知れて森へ帰り、残った子が平安の宮廷陰陽師・安倍晴明だと伝わる。境内には伝説にちなむ大楠(和泉市の天然記念物)と、小さな石の井戸「姿見の井戸」が残る。古くから安産・子育ての信仰を集め、そのご縁を願う参拝者が今も訪れる。

なぜ穴場のままか

英語の情報がほとんどなく、大阪〜京都の主要な観光導線からも外れているため、静かなまま。京都の晴明神社には人が集まるが、その母の森の伝説が和泉のこの町にあることはあまり知られていない。

歴史・背景

正式には信太森神社といい、和銅元年(708年)の創建と記録される。安倍晴明(約921〜1005年)は実在の歴史上の人物で、平安の有力者に仕えた陰陽師・天文家。白狐の母の物語はあくまで伝説で、歌舞伎や文楽(人形浄瑠璃)の演目にもなった民間伝承である。

見どころ(歩く順)

信太森葛葉稲荷神社阪神強いな / CC BY-SA 3.0
千枝の楠(大楠)
和泉市の天然記念物。伝承では白狐が消えた場所とされる
姿見の井戸
葛の葉伝説にちなむ石の井戸。今は旅の無事を願う場として知られる
葛の葉と晴明の伝説
信太の森の白狐を宮廷陰陽師・安倍晴明に結びつける物語
安産・子育ての信仰
子や安産を願う参拝者を古くから集めてきた社の御縁起

おすすめの楽しみ方

壮大な観光名所というより、地元に根付いた小ぶりな神社。葛の葉の伝説を頭に描きながら、大楠と姿見の井戸をゆっくり巡りたい。JR阪和線・北信太駅から徒歩約5分、天王寺から約25分。

実際の行き方

起点
天王寺
所要
約30分 · 電車(本数多め)
降車
JR阪和線・北信太駅
  1. 天王寺駅 → 北信太駅(JR阪和線・普通または区間快速・約25分)。
  2. 北信太駅 → 神社(鳥居に沿って徒歩約5分)。
  3. 帰り:北信太駅 → 天王寺駅(JR阪和線・約25分・おおむね15分間隔)。
天王寺からJR阪和線
天王寺駅(大阪の主要ターミナル)→(JR阪和線・和歌山方面の普通または区間快速・約25分)→北信太駅。そこから徒歩約5分で神社。計 約30分。昼間はおおむね15分間隔で運転され、事前の計画は不要。注意=特急は北信太に停まらないので、普通か区間快速に乗る。
帰りも本数多め
天王寺方面へ戻るJR阪和線の電車は本数が多く、日中から夜遅くまでおおむね15分間隔で走るので、帰りは楽。北信太からは和歌山方面へ南下することもできる。
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行く前に

現金
参拝は無料。賽銭やお守りのために小銭を少し用意しておくとよい。
定休
屋外の境内は日中ずっと開いている。見どころは姿見の井戸と楠の古木。お守りの授与所がある場合は開いている時間が短いので、気になるなら神社の公式サイトで確認を。
別ルート
同じJR阪和線で一つ南の信太山駅からでも、少し長めに歩けば行ける。
降りたあと
北信太駅から、参道の鳥居が続いて目印になる。徒歩約5分たどれば境内に着く。

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