にこ淵
実写(ライセンス済み)かるちる / CC0

高知西部・いの町No.899★★★地図で見る →

にこ淵

〜仁淀ブルーの淵〜

nature王道を、いちばんいい形で

高知の西の山中、枝川川が岩を削ってつくった淵。水はやがて仁淀川へ落ちていく。光の入りぐあいでエメラルドから濃い群青まで色を変え、泳ぐ場所ではなく神域として扱われている。

  1. 起点伊野駅
  2. 約70分バス+徒歩約20分
  3. 降車程野入口(とさでん交通バス)
  4. そこから
  5. にこ淵

場所

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見どころ(歩く順)

枝川川のにこ淵Raita Futo from Tokyo, Japan / CC BY 2.0
  1. 入口道から下りる前の駐車スペース、公衆トイレ、多言語の案内板
  2. 遊歩道前半はゆるいスロープ、後半は段差の小さい階段。急な下りを造り直したもの
  3. にこ淵岩のくぼみに溜まる淵。光しだいでエメラルドから濃い群青まで色が動く
  4. 枝川川淵を満たし、同じ水を仁淀川まで運んでいく支流

実際の行き方

  1. JR伊野駅→程野入口(とさでん交通バス「長沢」または「土居」行き・約50分)。
  2. グリーンパークほどの方向へ谷を上って徒歩約20分。
  3. 標示のある入口から遊歩道を下りて淵へ。
  4. 登り返して道路へ戻り、控えておいた便で伊野へ。
伊野駅からとさでん交通のバス
JR伊野駅から、とさでん交通の「長沢」行きまたは「土居」行きに乗り、谷を上って約50分で程野入口へ。バス停からはグリーンパークほどの方向へ徒歩およそ20分。本数が少ないので、乗る前に行きと帰りの両方の時刻を見ておきたい。
同じ谷を伊野へ下る
帰りも同じ路線で伊野駅へ戻るが、便の間隔は広く、バス停には何もない。降りたときに帰りの時刻を控えておくこと。この不便さがそのまま、多くの人が車で来る理由になっている。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

枝川川は森の谷を落ちながら、岩のくぼみにいったん溜まってから仁淀川へ下っていく。仁淀川は国の水質調査で全国の一級河川のうち最も良好な川に何度も選ばれてきた。その澄み方がこの淵では独特のはたらきをする。水は「透明」ではなく「色」として目に入り、谷にどれだけ日が差すか、季節ごとの光の角度、天気、そして水量によって、エメラルドから深い群青までのあいだを行き来する。土地の人はこの淵を古くから神聖な場所としてきた。水神の化身である大蛇が棲むという言い伝えだ。その信仰は今もここの運用規則そのものになっている。見る場所であって、入る場所ではない。

おすすめの楽しみ方

青が出るかどうかは、日が谷底まで届いているかで決まる。早起きより、日が高く上がった晴れの日のほうが確実だ。帰りは登りになるので、距離から想像するより時間を見ておきたい。下りる前に入口の掲示を読むこと。入水しない、飲み食いしない、何も残さない。入口にトイレがあるのは、下でその決まりを守れるようにするためだ。

歴史・背景

にこ淵に石碑はないし、いつからと言える年もない。あるのは言い伝えとして受け継がれてきた禁だ。淵は水神のもので、そこで水浴びをしない、飲み食いをしない、何も残さない。写真をきっかけに人が谷を上ってくるようになったとき、この禁は消えるのではなく明文化された。町の観光案内も、川の観光協議会も、ほぼ同じ言葉でそれを掲げている。設備の整え方も同じ理屈で進んだ。かつて唯一の下り道だった急な階段は造り直され、公衆トイレは入口に置かれた。下にトイレを置かないための入口のトイレである。

行く前に

現金
入場料も受付もなく、駐車も無料。淵では何も買えないので、バス代と道中のぶんの現金だけ持っていけばいい。
知っておきたいこと
淵のまわりの岩はとてもよく滑る。雨や増水になると、濡れるという話ではなく危険になる。滑りにくい靴で行き、雨の日や水かさの多い日は見送るのが正しい。
別ルート
車なら高知市の中心部からおよそ70分。カーナビの目的地は淵そのものではなくグリーンパークほどのに合わせるのが定石で、入口の周辺に駐車場が数か所に分かれている。
降りたあと
程野入口からは、道がそのままグリーンパークほどの方向へ谷を上っていく。淵の入口はその道ぞいに標示されていて、駐車場とトイレと案内板は下り道の入口にある。

近くのノート

距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。