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淡嶋神社(加太)

history穴場——実はすごい

和歌山市の西端、漁師町・加太の海辺に鎮座する神社。全国から奉納された数千体の人形が並び、毎年3月3日には雛人形を海へ流す「雛流し」の神事が行われる。

淡嶋神社(加太)
実写(ライセンス済み)KQuhen / CC BY-SA 4.0

淡嶋神社は全国の淡嶋(淡島)神社の総本社として和歌山市の海辺に鎮座する。捨てるにしのびない雛人形などが各地から奉納されて朱塗りの本殿とその周囲を埋め、地元や県の観光情報では多いときで約2万体にも及ぶと伝えられる。子授け・安産・女性の病気平癒を願う場として古くから知られ、信仰は今も続く。

なぜ穴場のままか

英語の情報が少なく、関西の主要観光ルートから外れた支線の先にあるため、外国人はまず来ない。作りこまれた観光名所ではなく今も続く祈りと供養の場であることも、静けさを保っている。

歴史・背景

祭神は日本神話で医薬の神とされる少彦名命と大己貴命。江戸時代(1603〜1868年)には淡島願人と呼ばれる人々が厨子を背に諸国をめぐって淡島信仰を広め、全国に系列の神社が生まれた。雛人形を海に流す「雛流し」の風習、ひいては3月3日のひな祭りの由来の一つともいわれる。

見どころ(歩く順)

淡嶋神社に奉納された雛人形KQuhen / CC BY-SA 4.0
奉納された人形の列
全国から寄せられた雛人形やさまざまな人形が本殿とその周囲を埋める
雛流しの神事
毎年3月3日、雛人形を白木の舟に乗せて加太の海へ流す
女性の祈願の社
子授け・安産・女性の病気平癒を願う場として長く親しまれてきた
加太の海辺の散歩
和歌山の西端の漁港。参拝の前後に海辺を歩く時間と合わせやすい

おすすめの楽しみ方

最も特徴的なのは3月3日で、正午ごろに雛流しの神事が行われる。ふだんの日でも社務所の時間内(公式サイトでは9時〜17時)であれば宝物殿や並ぶ人形を拝観できる。加太駅から漁師町を抜けて神社まで徒歩約15〜20分。

実際の行き方

起点
南海なんば駅(大阪)
所要
約1時間40分 · 電車(1時間2〜3本)
降車
加太駅(南海加太線)
  1. 南海なんば駅 → 和歌山市駅(南海本線・特急または急行・約60分)
  2. 和歌山市駅 → 加太駅(南海加太線に乗り換え・約20〜25分)
  3. 加太駅 → 淡嶋神社(徒歩・約15〜20分)
南海本線+南海加太線
大阪(南海なんば駅)から南海本線でまず和歌山市駅へ(特急または急行で約60分)。和歌山市駅で南海加太線に乗り換え、加太駅まで乗る(約20〜25分)。加太駅から神社まで徒歩約15〜20分。徒歩を含めて計 約1時間40分。すでに和歌山市内に泊まっているなら、加太線と徒歩だけで約40分。
電車は日中通し
南海加太線は日中およそ1時間に2〜3本走るので、日中は終バスに追われる心配はない。夕方以降は本数が減るので、加太駅に着いたら帰りの時刻を掲示で確認しておくとよい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
神社のお供えやお守りは現金。カードは使えないと考え、小銭と紙幣を用意しておく。
定休
社務所・宝物殿は9時〜17時(公式サイト)。見物であると同時に供養の場でもあるので、写真は静かに控えめに。
別ルート
加太は小さな漁港なので、前後に海辺を歩く時間とあわせるとよい。
降りたあと
加太駅から漁師町を抜けて港の方へ徒歩約15〜20分。神社は海のそばにある。

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