京都東部・東山No.126★★地図で見る →
銀閣寺(慈照寺)
〜哲学の道とあわせて〜
苔庭と白砂の枯山水で知られる室町時代の禅寺と、その門前から南へ疏水沿いに続く散策路。「銀閣」と呼ばれるが、建物に銀箔が張られたことはない。

銀閣寺(正式には慈照寺)は苔庭の上に建つ木造の楼閣と、白砂を掃き整えた枯山水が並ぶ寺院だ。とりわけ知られるのが、「銀沙灘」と呼ばれる広い砂盛りと、月を眺める台に見立てた円錐形の「向月台」である。門の近くから疏水沿いの哲学の道が南へ約2km続き、南禅寺の方へと至る。多くの区間が桜並木で、銀閣寺と組み合わせた東山の散策路として親しまれている。
歴史・背景
銀閣寺は1482年、室町幕府8代将軍・足利義政の山荘として造営が始まり、この時代の洗練された東山文化の中心となった。1490年の義政没後、山荘は臨済宗(相国寺派)の禅寺へ改められた。楼閣の観音殿は創建当時から残る国宝。1994年に「古都京都の文化財」の一部としてユネスコ世界遺産に登録された。
見どころ(歩く順)

- 銀沙灘と向月台
- 白砂を掃き整えた広い砂盛りと、月見の台に見立てた円錐形の砂盛り
- 苔庭と池泉
- 苔・池・橋を巡る回遊式庭園と、境内を見下ろす高台の眺め
- 銀閣(観音殿)
- 室町時代の国宝・二層の楼閣。実際には銀は張られていない
- 哲学の道
- 疏水沿いに桜並木が続く約2kmの小径。南禅寺方面へ
おすすめの楽しみ方
8時30分(冬期は9時)の開門直後を目指すと、日中の混雑前に砂庭をゆっくり眺められる。その後は門を出て哲学の道を南へ、疏水沿いを歩くとよい。桜の見頃は4月上旬だが、水辺の木陰の道はどの季節も静かな散歩道だ。
実際の行き方
- 京都駅→銀閣寺道バス停(市バス5系統または17系統・約35〜45分)。
- または速い経路:京都駅→今出川(地下鉄烏丸線・約9分)→203系統バス→銀閣寺道。
- 銀閣寺道バス停→山門(上り坂を徒歩約10分)。
- 銀閣寺→哲学の道を南へ南禅寺、蹴上駅から地下鉄で市街へ。
- 京都駅→銀閣寺道(市バス、または地下鉄+バス)
- いちばん簡単なのは、京都駅から市バス5系統または17系統に乗り、銀閣寺道バス停まで直行する方法(約35〜45分)。より速いのは、京都駅から地下鉄烏丸線で今出川駅まで(約9分)行き、そこからバス(203系統)で銀閣寺道へ向かう方法。いずれも銀閣寺道バス停から山門までは上り坂を徒歩約10分。合計で約40〜50分。
- 帰りは哲学の道を通って
- 銀閣寺から哲学の道を南へ歩いて南禅寺まで行き、蹴上駅から地下鉄で市街へ戻る。または同じ銀閣寺道バス停から市バス5系統・17系統で京都駅へ戻る。バスは日中は走っているが夕方は本数が減るので、着いたら停留所で帰りの時刻を確認するとよい。
行く前に
- 現金
- 京都の市バスはICカード(ICOCA・Suicaなど)と現金が使える。運賃は均一で230円。銀閣寺の拝観料は高校生以上1,000円。門ではまず現金を用意しておくと安心。
- 定休
- 混雑のピークはおよそ10〜14時で、週末や桜の時期がとくに多い。その時間でも庭は美しいが、大勢と一緒になる。
- 別ルート
- 雨の日はコケが深く色づき、行列も短くなる。傘を持って出かける価値がある。
- 降りたあと
- 銀閣寺道バス停から北へ、舗装された参道の上り坂を徒歩約10分で銀閣寺の山門に着く。