京都・岡崎/東山No.179★★★地図で見る →

南禅寺

history王道を、いちばんいい形で

臨済宗寺院の最高位「五山之上」に列する大本山。境内は無料で開放されており、1890年完成のレンガ造りの水路閣が境内を横断する。

南禅寺
実写(ライセンス済み)Naokijp / CC BY-SA 4.0

南禅寺は東山山麓に鎮座し、背後に緑の山を負い、正面には巨大な三門がそびえる。1628年再建の三門は内部の階段を上ると屋根越しに京都の街を見渡せる。境内の奥を横切るレンガアーチの水路閣は、1890年に琵琶湖疏水の一部として建設されたもので、全長93m・現役の水路として今も琵琶湖の水を運ぶ。中世の禅寺にMeiji時代の土木工事が交差するこの光景は、南禅寺ならではだ。境内は無料で入ることができ、方丈庭園や塔頭の庭を有料で拝観できる。国宝の方丈には小堀遠州の流れをくむ枯山水庭園と「虎の子渡し」の障壁画が残る。

歴史・背景

南禅寺は1291年に亀山天皇の離宮跡に創建された、退位した天皇が発願した数少ない寺院のひとつ。間もなく禅宗寺院の最高格「五山之上」の地位を確立した。三門は応仁の乱などの戦乱で焼失し、現存するものは1628年再建。水路閣は1890年(明治23年)、田辺朔郎の設計による琵琶湖疏水事業の一環として建設された。完成から130年以上経ったいまも水が流れる現役の水路だ。

見どころ(歩く順)

三門Volfgang / CC BY-SA 3.0
三門
1628年再建の重厚な三間一戸の楼門。春・秋に公開される楼上から伽藍越しに京都を見渡せる
水路閣
全長93mのレンガ造りのアーチ橋。1890年竣工の琵琶湖疏水で、今も水が流れる
方丈庭園
小堀遠州の流れをくむ枯山水の国宝方丈庭園。名勝指定の石庭
塔頭の庭
境内には南禅院や金地院など複数の塔頭があり、それぞれに個性的な庭を公開

おすすめの楽しみ方

水路閣を含む境内の外苑は早朝から無料で開放されている。方丈庭園(600円)・三門楼上(600円・春秋のみ)は別料金。開門は8:40、閉門は17:00(12〜2月は16:30)。蹴上駅を出るとすぐ「ねじりまんぽ」と呼ばれるレンガ造りの歩行者トンネル(疏水の隧道の一部)がある。くぐって西へ進むと約8分で三門に着く。岡崎地区の疏水沿いの散歩コースと組み合わせると半日のコースになる。

実際の行き方

起点
三条京阪駅
所要
約10分 · 地下鉄 頻発
降車
蹴上駅(京都市営地下鉄東西線 T09)
  1. 三条京阪駅→蹴上駅(地下鉄東西線・三条から2駅・約4分)。
  2. 改札を出てねじりまんぽ(レンガトンネル)をくぐり、西へ徒歩約8分で三門に到着。
  3. 境内を奥へ進み水路閣を見学;方丈庭園・三門楼上(別料金)をお好みで。
三条京阪駅から地下鉄東西線で蹴上駅へ
三条京阪駅から地下鉄東西線(T)の三条駅まで地下通路で移動(約3分)。東方向へ2駅・約4分で蹴上駅(T09)。改札を出たら駅前広場の「ねじりまんぽ」(レンガのトンネル)をくぐり、西へ徒歩約8分で三門に着く。三条からは7〜10分間隔で電車が運行。
帰りも蹴上駅から
蹴上駅から東西線で三条・烏丸御池方面へ。深夜まで運行しているので終電を心配する必要はない。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
境内(水路閣含む)は無料。方丈庭園600円、三門楼上600円(春・秋のみ公開)。各塔頭は個別に400〜500円程度。PiTaPa・ICOCA・Suica等のICカードが地下鉄で使える。
定休
三門の楼上は年中公開ではないので、事前に公式サイトで確認を。桜・紅葉の季節は昼間に混み合うが、早朝は境内がとても静か。
別ルート
京都駅からはバス5系統・100系統で「南禅寺・永観堂道」バス停下車(約30分)、または地下鉄烏丸線で烏丸御池へ進み東西線に乗り換えて蹴上へ(計約20分)。
降りたあと
蹴上駅の改札を出てすぐ、駅前広場にある「ねじりまんぽ」のレンガトンネルをくぐり、西へ直進約8分で南禅寺の三門が現れる。

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