滋賀・東近江・五個荘金堂No.046地図で見る →

五個荘金堂

〜近江商人の白壁の屋敷と鯉の水路〜

history穴場——実はすごい

全国へ商品を運んだ近江商人たちが本宅を構えた、滋賀県東近江市の歴史的な町並み保存地区。白壁の屋敷と舟板塀が続く小道に清らかな水路が流れ、錦鯉が泳ぐ。

五個荘金堂
実写(ライセンス済み)Kyoww / CC0

五個荘金堂は、各地に商いを広げた近江商人ゆかりの、東近江市の歴史的な町並みだ。幕末から戦前の昭和(1800年代〜1930年代)にかけて、この地方を拠点に主に呉服・綿・絹を扱って全国へ販路を広げた。この地に根を持つ老舗の繊維企業には今も続くものがある。土塀や舟板塀の奥には白壁の商人屋敷と蔵が並び、道端の水路には清らかな水が流れて錦鯉が泳ぐ。町並みには、近江商人が活躍した当時の面影が今も残る。

なぜ穴場のままか

保存地区に指定されているが、特急の通る路線から離れている。行くには鈍行と、バスか実際の徒歩が要る。その手間に加え、案内や展示がほとんど日本語のため、観光バスや人混みが寄りにくい。

歴史・背景

五個荘金堂のまちなみは、商人の本宅と農家住宅が一体となった歴史的景観により、1998年12月25日に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。2015年には、暮らしに織り込まれた水路に光を当てた日本遺産「琵琶湖とその水辺景観」の構成文化財に認定されている。近江商人は「三方よし(売り手よし・買い手よし・世間よし)」と語り継がれる商いの心で知られ、五個荘はその出身地のひとつだった。

見どころ(歩く順)

金堂 ― 水路沿いの商人屋敷Kyoww / CC0
白壁と水路
舟板塀や漆喰の蔵が続き、道端の水路には清らかな水と錦鯉が流れる
中江準五郎邸
池泉庭園を備えた商人屋敷。第二次大戦前に海外で百貨店を営んだ中江家ゆかりの家
外村繁邸
昭和期の作家・外村繁の生家。大きな文学賞の候補に二度なった作家の旧宅として公開
藤井彦四郎邸
豪商の旧邸を活用した資料館。中心の町並みから少し離れて建つ

おすすめの楽しみ方

地区はコンパクトで、水路をたどりながら塀に囲まれた屋敷の間をゆっくり歩くのがよい。公開されている商人屋敷三館は共通券でめぐれる。歩く前に金堂まちなみ保存交流館(地元の小さな案内施設)に立ち寄ると、近江商人建築の見どころが分かりやすい。屋敷の入館料と地方のバス料金は現金のみのことが多いので、小銭と小額紙幣を用意しておく。

実際の行き方

起点
京都駅
所要
約60分 · バス 1時間1〜2本
降車
ぷらざ三方よし停留所
  1. 京都駅→能登川駅(JR琵琶湖線・新快速・約45分)
  2. 能登川駅→ぷらざ三方よし停留所(近江鉄道バス 八日市方面・約10分)
  3. ぷらざ三方よし停留所→商人屋敷(徒歩約5分)
JR琵琶湖線+近江鉄道バス
京都駅→(JR琵琶湖線・新快速・約45分)→能登川駅→(近江鉄道バス 八日市方面・約10分)→ぷらざ三方よし停留所→徒歩約5分で商人屋敷。計 約60分。バスは日中でおおむね1時間に1〜2本、朝夕は少なくなる——出発前に当日の時刻表を確認。
同じ経路で戻る
同じバスで能登川駅へ戻り、JR琵琶湖線に乗る。夕方はバスの本数が減るので、着いたら停留所で帰りの時刻を確認しておく。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
地方のバス運賃や小さな店は現金のみのことが多く、屋敷の入館料も少額の現金払い。小銭と小額紙幣を用意。
定休
屋敷には今も人が住む。路地や塀を撮り、住まいの中は撮らない。
別ルート
近江鉄道の五箇荘駅からだと地区まで徒歩約25〜30分。上のJR能登川駅・バス経路の方が速い。
降りたあと
ぷらざ三方よし停留所から、平らな舗装路を歩いて約5分で商人屋敷と水路に着く。

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