東京圏・群馬県高崎市榛名山町No.286★地図で見る →
榛名神社
群馬県高崎市、榛名山の中腹に鎮座する山の社。創建は用明天皇の時代(585〜587年)と伝わる。社殿6棟が国指定重要文化財で、本社は背後にそびえる御姿岩に接して建ち、御神体は岩の奥に祀られる。

榛名神社は榛名山の中腹にあり、この社は「登る道」そのものが核心だ。バス停から本殿まで徒歩約15分。参道は渓流沿いの山道で、両側から岩壁が迫り、頭上には巨杉が立ち、水音が途切れない。社殿は終点にまとめて現れるのではなく、道の途中に一つずつ姿を見せる——随神門、神楽殿、そして双龍門。登りきった先で、本社は御姿岩に接して建つ。背後に垂直にそびえる岩で、御神体は社殿の中ではなく、この岩の奥に祀られている。社伝によれば創建は用明天皇の時代、585〜587年。本社・幣殿・拝殿、国祖社および額殿、神楽殿、双龍門——計6棟が国の重要文化財に指定されており、本社まわりの社殿は文化3年(1806年)の再建である。
なぜ穴場のままか
渓流・岩壁・巨杉、そして間隔を置いて現れる社殿——この参道の体験は、平坦で混み合う日光の境内では得られないもので、しかも海外にはほとんど知られていない。岩に接して建つ本社という構造自体も珍しい。御神体は建物でなく岩の中にある。
歴史・背景
社伝では創建は用明天皇の時代、585〜587年とされ、関東でも記録の古い山の社のひとつにあたる。現在の本社・幣殿・拝殿は文化3年(1806年)の再建で、国祖社および額殿、神楽殿、双龍門とあわせて計6棟が国指定重要文化財。境内の矢立杉は国の天然記念物で、戦国時代、武田信玄が箕輪城攻略にあたって矢を立て戦勝を祈願したと伝えられる。約4年にわたった社殿の改修工事は2025年12月に完了し、新装なった社殿を再び拝観できるようになった。一方、神楽殿の保存修理工事は2028年末までの予定で続いている。
見どころ

- 巨岩の参道
- バス停から本殿まで徒歩約15分。渓流に沿い、岩壁と巨杉の間を登る。この社を成り立たせている道そのもの
- 御姿岩と本社
- 本社は背後に垂直にそびえる御姿岩に接して建ち、御神体は社殿ではなく岩の奥に祀られる。社殿は文化3年(1806年)再建
- 双龍門
- 境内の国指定重要文化財6棟のひとつ。一対の龍の彫刻で知られる
- 矢立杉
- 国指定天然記念物の杉。武田信玄が箕輪城攻略の際、矢を立てて戦勝を祈願したと伝わる
- 随神門・国祖社
- 参道沿いに間隔を置いて建つ重要文化財の社殿群。ひとつの門でなく、道の途中で社が少しずつ現れる
おすすめの楽しみ方
バス停からの15分を急がないこと。参道こそが体験で、門ごとに立ち止まりながら登るほうがいい。行けるなら午前中。谷が狭いので、参道に光が届く時間は一日のうち限られている。参拝時間は7時〜18時、11〜3月は7時〜17時。同じバス路線の先には榛名湖があるので、高崎からの一日として神社と湖を組み合わせやすい。
実際の行き方
- 東京駅→高崎駅(北陸/上越新幹線・約50分)。
- 高崎駅西口→榛名神社バス停(群馬バス 榛名湖行き・約1時間10分)。
- 榛名神社バス停→本社(巨岩の参道を徒歩・約15分)。
- 新幹線で高崎、群馬バスで榛名神社
- 東京駅→(北陸/上越新幹線・約50分)→高崎駅。西口から群馬バスの榛名湖行きに乗り約1時間10分、「榛名神社」バス停下車。バス停から参道を徒歩約15分で本殿。住所は群馬県高崎市榛名山町849。
- 群馬バスで高崎へ戻り新幹線
- 榛名神社バス停から群馬バスで高崎駅へ下り(約1時間10分)、新幹線で東京へ(約50分)。この路線はバスの本数が少ない。着いたらまずバス停の時刻表を撮っておき、最終便を把握してから登り始めること。
行く前に
- 現金
- バス代、参道の店、御朱印のために現金を持っていく。新幹線はICカードでいいが、山の上ではあてにしない。
- 定休
- 参拝時間は7時〜18時(11〜3月は7時〜17時)。神楽殿の保存修理工事は2028年末までの予定で、その間は拝観できない。出かける前に公式サイトで現況を確認するのが確実。参道は石畳で、雨や雪の日は滑りやすい。
- 別ルート
- 車なら関越自動車道の高崎玉村スマートICまたは渋川伊香保ICから山道を登る。同じバス路線は神社の上の榛名湖まで続くので、二つを組み合わせられる。山の反対側には伊香保温泉がある。
- 降りたあと
- 榛名神社バス停から鳥居をくぐって参道に入り、渓流沿いを約15分。随神門、矢立杉、双龍門を経て本社に着く。