ひつまぶし
実写(ライセンス済み)Kanesue / CC BY 2.0

愛知・名古屋 熱田No.1041★★地図で見る →

ひつまぶし

〜三通りで味わう名古屋のうなぎ〜

food穴場——実はすごい

刻んだ蒲焼をおひつのご飯にまぶし、そのまま・薬味・だし茶漬けの三通りで味わううなぎ料理。生まれ育ちは、大きな社の足もとで海に面していた宿場町、熱田である。

  1. 起点名古屋駅
  2. 約20分地下鉄+徒歩8分
  3. 降車熱田神宮伝馬町駅(地下鉄名城線)
  4. 徒歩
  5. ひつまぶし

狙い目

ひつまぶしは穴場料理ではない。名古屋駅の周りにも百貨店にも店があり、行列もそちらにできる。ほとんど誰もやらないのは、熱田で食べたあと、最後の数百メートルを歩いて渡し場の跡まで下りることのほうだ。平日の午後、この水際は驚くほど静かでいる。

場所

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見どころ(歩く順)

宮の渡し公園KKPCW(Kyu3) / CC BY-SA 4.0
  1. 熱田神宮 南門宿場がこの浜に育った理由そのものである、社の南の入口
  2. 旧東海道の道筋南門から海へ向かって細く下っていく、宿場時代の通り
  3. 常夜灯湾を渡る船の目印として渡し場に立てられた、背の高い灯
  4. 時の鐘船を待つ旅人に刻を知らせた鐘を、公園に復元した楼
  5. 水際の石積み桑名行きの船がもやった、堀川の河口に残る渚の石段

実際の行き方

  1. 名古屋駅→金山(JR・数分)。
  2. 金山→熱田神宮伝馬町(地下鉄名城線・三つ目)。
  3. 駅→熱田神宮 南門(北へ徒歩約4分)。
  4. 南門→旧東海道→宮の渡し公園(徒歩約10分)。
金山乗り換え・地下鉄名城線
名古屋駅からJRで数分の金山へ出て、環状の名城線に乗り換える。西高蔵、熱田神宮西と過ぎて三つ目が熱田神宮伝馬町。どちらの区間も本数が多く、時刻表を調べる必要はない。
熱田神宮伝馬町から戻る
名城線で金山へ戻ればJRで名古屋駅へ、そのまま環状線に乗り続ければ栄にも出られる。社の東側にある名鉄神宮前駅も徒歩圏で、中部国際空港方面の列車はこちらから出る。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

熱田は、東海道が海にぶつかる手前の最後の宿場だった。西へ向かう旅人はここから歩かず、伊勢湾を船で桑名へ渡る。その距離が七里だったので、渡し場は七里の渡しと呼ばれた。船着き場の跡はいま宮の渡し公園になっていて、堀川の河口に常夜灯と鐘の楼、水際へ下りる石段が残る。この渚と熱田神宮の南門にはさまれた界隈が、ひつまぶしの生まれた町だ。発祥とされる鰻屋も、いまだ同じ町内で商いを続けている。

おすすめの楽しみ方

昼にひつまぶしを食べて、そのまま歩くのがいい。南門から旧東海道を下って渡し場の跡まで、平坦な道で一時間もかからない。うなぎは注文を受けてから焼くので、店では地図が示すより長めに時間を見ておきたい。常夜灯は暗くなると灯りが入るため、夕方の食事にしても収まりがいい。

歴史・背景

熱田は社の門前であり、幕府が公に定めた東海道唯一の海路の発着地でもあった。旅人を食べさせてきた町である。ひつまぶしの発祥とされる鰻屋がこの地に店を構えたのは1873年(明治6年)。一膳目はそのまま、二膳目は薬味、三膳目はだし、という出し方が、やがて料理そのものの作法になった。渚に立つ常夜灯は1654年に建てられ、1955年にいまの渡し場跡へ復元された。隣には、旅人に刻を告げた鐘の楼が並ぶ。

行く前に

現金
公園は開かれた場所で、料金はかからない。飲食店はカードの可否が店ごとに違うので、食事代は現金も用意しておくと安心だ。地下鉄もJRもICカードが使える。
知っておきたいこと
公園は水に面していて風が抜け、日陰は少ない。常夜灯も鐘の楼も屋外の遺構で門も閉門時刻もないが、周囲は住宅地なので夜は声を落としたい。
別ルート
JR東海道本線の熱田駅からも歩けるが、公園までは北へ直線で約1.3kmと遠くなる。名鉄神宮前駅からなら、社の東側を通って少し長めの道のりになる。
降りたあと
熱田神宮伝馬町駅からは、北へ数分で社の南門。公園は逆に南西へ、旧東海道を下って徒歩8分ほどで水際に出る。

近くのノート

距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。