
和歌山・湯浅No.1060★★★地図で見る →
醤油醸造発祥の地 湯浅
醤油が生まれたと伝わる、和歌山の入り江の奥の醸造町。醸造蔵と町家の残る一角がまるごと保存地区で、なかの資料館は歩いて入れる。
- 起点天王寺駅
- 約1時間25分JR特急+徒歩
- 降車湯浅駅(JRきのくに線)
- 徒歩
- 醤油醸造発祥の地 湯浅
場所
和歌山のほかの記事 21件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 北町通り保存地区の背骨にあたる通り。黒板塀の醸造蔵と白壁の土蔵が向かい合う
- 角長 職人蔵老舗の蔵が公開している展示蔵。醤油づくりの道具が置かれたまま並ぶ
- 甚風呂銭湯だった建物を石の浴槽ごと残した資料館
- 大仙堀醤油樽を舟に積み込んだ内港。石積みの護岸に蔵が背を向けて並ぶ
実際の行き方
- 天王寺駅→湯浅駅(JR特急くろしお・約70分。湯浅に停まる列車を選ぶ)。
- 湯浅駅→道町通りを横切って北町通りへ(徒歩10〜15分)。
- 北町通りを西へ歩き、展示蔵と甚風呂に寄りながら大仙堀まで出る。
- 大仙堀から来た通りを戻って湯浅駅へ。
- 天王寺から特急くろしおで
- 天王寺→(JR特急くろしお・約70分)→湯浅駅、そこから保存地区まで徒歩10〜15分。町の公式は15分、県の観光サイトは10分と案内している。くろしおは全列車が湯浅に停まるわけではないので、乗る前に停車駅を確かめること。
- 湯浅駅から戻る
- 帰りも湯浅駅から特急または普通列車で和歌山・大阪方面へ戻る。湯浅駅は無人駅で切符の窓口がないため、切符やICカードの扱いは改札の掲示に従うことになる。特急は全列車が停まるわけではないので、帰りの列車も先に決めておきたい。
どんな場所か
湯浅は紀伊水道に面した入り江の奥に開けた町で、古くは港として、また熊野参詣の宿場として人が集まった。保存地区は東西約400メートル、南北約280メートル、面積にして6.3ヘクタール。通りと小路が細かく交差する近世の地割りがそのまま残り、その間に醸造蔵と町家が建ち並ぶ。白壁の土蔵、格子戸、虫籠窓といった造作は、醸造と商いで栄えた町がそのまま形になったものだ。醤油と金山寺味噌の仕込みは、同じ区画のなかで今も続いている。
おすすめの楽しみ方
駅から西へ歩いて北町通りに入り、蔵の並びを抜けて大仙堀で海側に出る流れが分かりやすい。ひととおり歩いて駅へ戻るまで1時間半ほどを見ておけば、展示蔵や資料館にも寄れる。資料館には休みの日があるので、町の公式ページで確かめてから日を決めたい。
歴史・背景
醤油の起こりは中世にさかのぼる。宋に渡った禅僧・覚心が持ち帰った径山寺味噌(金山寺味噌)の製法が1254年に伝えられ、味噌桶にたまった汁に湯浅の人々が手を加えたものが醤油の始まりとされる。江戸時代には醤油屋が92軒を数えるまでになり、1841年創業の蔵がいまも北町通りで仕込みを続けている。町並みは2006年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれ、2017年には日本遺産に認定された。
行く前に
- 現金
- 保存地区の通りを歩くのに料金はかからず、甚風呂は町の案内でも無料公開とされている。ほかの展示施設はそれぞれ別に運営されているので、入場の扱いは現地の掲示で確かめること。小さな町なので、現金を少し持っておくと動きやすい。
- 知っておきたいこと
- 保存地区は住民が暮らす町で、蔵も現役で使われている。敷地や作業場には立ち入らず、通りから見るのが前提だ。資料館には休みの日があり、日が落ちると路地の明かりは少ない。歩くなら明るいうちがいい。
- 別ルート
- 車なら大阪から近畿自動車道・阪和自動車道を経て国道42号へ。阪和自動車道の有田IC、湯浅御坊道路の湯浅ICのいずれからも約5分で町に入る。
- 降りたあと
- 湯浅駅を出たら西へ向かい、熊野古道にあたる道町通りを横切って北町通りへ。舗装された平坦な道で、進むほど小路が何本も分かれていく。
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