和歌山・名草山No.067地図で見る →

紀三井寺

history穴場——実はすごい

和歌山市の名草山中腹に建ち、231段の石段で本堂へ上る寺。和歌浦の眺望と、関西でいち早く咲く桜で知られる。

紀三井寺
実写(ライセンス済み)KENPEI / CC BY-SA 3.0

紀三井寺は和歌山市・名草山の中腹に建つ仏教寺院。朱塗りの楼門をくぐり231段の石段を上った先に本堂があり、境内からは日本遺産に登録された和歌浦の海が一望できる。数百本の桜が植わる境内は関西でも早咲きの名所として広く知られ、西国三十三所観音巡礼の第二番札所としても古くから参拝者を集めてきた。

なぜ穴場のままか

寺自体は有名だが、開門直後に来る人は少ない。早朝に訪れる情報は英語ではほとんど出回っておらず、8時の開門後の静かな一時間はおもに地元の流儀のまま残っている。

歴史・背景

寺伝では770年、唐から渡来した為光上人が開いたと伝わり、正式名は金剛宝寺。「紀三井寺」の名は境内の三つの霊泉に由来する。和歌山地方気象台は本堂前のソメイヨシノを開花観測の標本木に指定しており、2010年代の多くの年で近畿地方の最速開花宣言を記録した。近年建てられた仏殿には高さ約12メートルの木造千手観音立像が安置されている。

見どころ(歩く順)

紀三井寺・楼門KENPEI / CC BY-SA 3.0
231段の石段
楼門から境内へと上る急な石段の参道
和歌浦の眺望
日本遺産の和歌浦を見渡す、山腹の境内からのパノラマ
早咲きの桜
関西でいち早く咲く数百本の桜
大千手観音像
仏殿に安置された高さ約12メートルの木造千手観音立像

おすすめの楽しみ方

見どころは3月下旬から4月初め、関西の多くの地に先んじて石段沿いの桜が咲く頃。JR紀三井寺駅から平坦な道を5分ほど歩くと石段の下に着き、晴れた日には上りきると和歌浦を一望できる。内境内の拝観料は大人400円(2022年設置のバリアフリーケーブルカーも込み)。現金払いなので小銭と小額紙幣を用意しておくとよい。

実際の行き方

起点
大阪駅
所要
約100分 · 電車+徒歩
降車
紀三井寺駅(JR)
  1. 大阪駅 → 和歌山駅(JR阪和線・紀州路快速・約90分)。
  2. 和歌山駅 → 紀三井寺駅(JR紀勢線・普通・約7分)。
  3. 紀三井寺駅 → 石段の下(平坦な道を徒歩約5分)。
  4. 231段の石段を上って境内へ(またはケーブルカー)。
JR阪和線+JR紀勢線
大阪駅→(JR阪和線・紀州路快速・約90分)→和歌山駅→(JR紀勢線・普通・約7分)→紀三井寺駅→(平坦な道を徒歩約5分)→石段の下。計 約100分。紀州路快速は約15分間隔、和歌山→紀三井寺の普通は1時間に約2本。天王寺駅からなら快速の区間は短い(約75分)。
帰り
和歌山・大阪方面への電車は日中通しで走るので急ぐ必要はない。境内は17時に閉まるので、夕方までに紀三井寺駅へ戻る計画を。着いたら次の発車時刻を駅の電光掲示で確認しておくとよい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
231段の石段を上る参拝は無料。内境内の拝観は大人400円(この料金にケーブルカーも含まれる)。現金払いなので、小銭と小額紙幣を用意しておくとよい。
定休
参拝者が祈りに訪れる現役の寺。声を落として、231段の石段はゆっくりと上ること。
別ルート
231段が難しい人には、2022年に設けられたバリアフリーのケーブルカー(運行8時30分〜16時30分)がある。料金は400円の拝観料に含まれる。
降りたあと
JR紀三井寺駅から、舗装された平坦な道を徒歩約5分で石段の下に着く。

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