和歌山市No.262★★★地図で見る →

和歌山城

history王道を、いちばんいい形で

御三家のひとつ・紀州徳川家が55万石を治めた居城。御橋廊下(斜めにかかる屋根付き橋)は全国でも類を見ない造りで、天守閣の上階からは紀の川と市街が一望できる。

和歌山城
実写(ライセンス済み)Saigen Jiro / CC0 (Public Domain)

和歌山城は、市街の平地から突き出た虎伏山(標高約49m)の花崗岩の頂に建つ。天守閣の最上階に立つと、紀の川の流れと海峡、和歌山の市街地が広がる。城の中で特筆すべきは御橋廊下——二の丸と西の丸をつなぐ屋根付きの橋で、地形の高低差に合わせて斜めに架かる独特の構造だ。これほどの形で現存(復元)している例は全国で和歌山城のみとされる。西の丸に接して造られた西の丸庭園(もみじ渓)は、天守石垣を借景に春は桜、秋は紅葉を楽しめる回遊式庭園として人気が高い。

歴史・背景

1585年、豊臣秀吉が弟・秀長のために築いたのが和歌山城の始まり。関ヶ原ののち1619年に徳川頼宣が入封し、以後は御三家・紀州徳川家の居城として明治維新まで続いた。紀州家は将軍を輩出できる御三家の一家で、最後の将軍・徳川慶喜は同家の血を引く。天守閣は1846年の落雷で焼失後に再建されたが、1945年の空襲で再び焼失。現在の天守は1958年に鉄筋コンクリートで復元されたもの。御橋廊下は2001年に完全再建された。

見どころ(歩く順)

実写(ライセンス済み)Suicasmo / CC BY-SA 4.0
天守閣と石垣
花崗岩の石垣の上に立つ白い三重天守。最上階から紀の川と市街を望む
御橋廊下
二の丸と西の丸をつなぐ斜めの屋根付き渡り廊下。日本の城でほぼ唯一の構造
西の丸庭園(もみじ渓)
天守石垣を背景にした回遊式庭園。4月の桜と11月の紅葉が有名
城内博物館(天守内)
甲冑・武具・紀州藩ゆかりの資料を各フロアに展示

おすすめの楽しみ方

城郭公園の敷地は無料で散策できる。天守閣の入場(410円)で最上階からの眺望と博物館が楽しめる。御橋廊下は通常の公園時間内に無料で渡れる。西の丸庭園は別途200円。桜(4月上旬)・紅葉(11月)の時期が最も混雑し景観も最高——どちらかの季節に合わせると充実度が増す。天守入場券は現金払いが確実。

実際の行き方

起点
新大阪駅
所要
約80分 · 電車+バスまたは徒歩
降車
和歌山市駅(南海和歌山線)またはJR和歌山駅(JR紀勢線)
  1. 難波駅(大阪)→和歌山市駅(南海和歌山線・特急約50分)。
  2. 和歌山市駅→城郭公園(バスで「公園前」約5〜10分、または徒歩約15分)。
  3. 石垣と御橋廊下を散策→天守閣へ登って眺望→西の丸庭園でひと休み。
南海難波駅から特急で和歌山市駅へ、バスまたは徒歩
難波駅(大阪)→(南海和歌山線・特急約50分)→和歌山市駅→(バスで「公園前」または「和歌山城前」・約5〜10分)→または徒歩約15〜20分。JR利用の場合: JR大阪駅→(阪和線・約1時間15分)→JR和歌山駅→バスまたは徒歩約20〜25分。大阪から合計約60〜90分。
バスで和歌山市駅またはJR和歌山駅へ戻り、電車
和歌山城前バス停から和歌山市駅へ戻り、南海で難波へ。またはJR和歌山駅へ徒歩・バスで移動し、阪和線で大阪方面へ。南海のダイヤはnankai.co.jpで確認。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
南海電鉄・路線バスはICカード(Suica・ICOCA)利用可。城郭公園内: 無料。天守閣入場料: 大人410円・中学生以下200円。西の丸庭園: 大人200円。天守の券売は現金が確実。
定休
天守・城内博物館: 9:00〜17:30(入場は17:00まで)。12月29〜31日は休館。西の丸庭園も同時間。4月(桜)・11月(紅葉)が最混雑。
別ルート
和歌山市駅からタクシーで約10分・約1,000円前後——バスの間隔が空く場合は利用価値あり。駅から城まで平坦な道路を徒歩15〜20分でも十分歩ける距離。
降りたあと
南海・和歌山市駅が最寄り。駅西側のバス停(「公園前」「和歌山城前」行き)から乗車、または駅から西・北方向へ案内板に従い徒歩15分。

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