京都丹波・綾部上林No.020★地図で見る →
光明寺 二王門
京都府北部・綾部の君尾山に立つ、鎌倉期の二重門。京都府北部で唯一の国宝建造物。

二王門は、綾部の君尾山(標高582m)に建つ真言宗の寺・光明寺の山門。中世では珍しい二階建て(二重門)で、正面三間・中央の一間を通路とする造り。屋根は入母屋造で、全国でも稀な栩葺(手割りの木片による屋根)で仕上げられている。1954年(昭和29年)に国宝に指定され、京都府北部の建造物では唯一の国宝。2015年から約3年をかけた修復が2018年(平成30年)に完了し、築約750年の門が往時の姿を取り戻した。
なぜ穴場のままか
谷の奥にあって最後は長い徒歩、英語の案内もほとんどなく、京都の主要な観光導線からも大きく外れている。だから外国人の日帰り客はまず来ない。
歴史・背景
光明寺は聖徳太子の開創を伝える古刹で、真言宗醍醐派に属する。修理の際、上層の柱から見つかった墨書銘は1248年(宝治2年)を示し、棟札の記録は1242年から1253年にかけての造営を伝える。中世に建てられた二重門の現存例はきわめて少なく、それが国宝指定の大きな理由でもある。
見どころ(歩く順)

- 君尾山の杉の参道
- 標高582mの山、二王門へ向かう古い杉林の中の道
- 二階建ての二王門
- 正面三間・中央一間を通路とする、中世に稀な二重門。入母屋造の屋根
- 栩葺の屋根
- 手割りの木片で葺く、全国的にも珍しい屋根
- 仁王像
- 重要文化財の金剛力士一対。正面でなく後の間に安置される珍しい配置
おすすめの楽しみ方
車なら、あやべ温泉から山道を約2km上ると駐車場があり、そこから門まで歩いてすぐ。冬は雪で道が閉ざされることがあるため、来訪は春から秋がおすすめ。
実際の行き方
- 京都駅 → 綾部駅(JR山陰本線の特急・約70分)。
- 綾部駅 → 大町バスターミナル(あやバス上林線)。
- 大町バスターミナル → あやべ温泉前バス停(あやバス於見市野瀬線)。
- あやべ温泉前 → 光明寺 二王門(徒歩・約40分のぼり)。
- JR電車+あやバス(バス乗り換えあり)
- 京都駅 →(JR山陰本線の特急・約70分)→ 綾部駅。綾部駅からあやバス上林線で大町バスターミナルへ、そこで於見市野瀬線に乗り換え、あやべ温泉前バス停で下車。そのバス停から門までは、山道を約40分のぼる徒歩です。京都からの合計はおよそ2時間半〜3時間。谷のバスは1日に数本しかないので、出発前に当日の時刻表を確認を。綾部駅南口の観光案内所でバスの相談ができます。
- 同じ経路で綾部へ戻り、電車で京都へ
- あやべ温泉前まで歩いて下り、あやバスで綾部駅方面へ戻り、JRの特急で京都へ。谷のバスは本数が少なく夕方で終わるので、バス停に着いたらまず掲示の帰りの発車時刻を確認し、それに合わせて見学を。谷ではタクシーは当てにしないこと。
行く前に
- 現金
- あやバスのような地方のバスは現金のみが普通なので、小銭と少額の紙幣を用意を。門の近くに店や自販機はありません。
- 定休
- 現役の山寺で、屋外の門は開かれており、拝観券のいる施設ではありません。門そのものを見るのに決まった開門時間はありません。
- 別ルート
- 車なら、国道27号を「山家(やまが)」交差点で北へ入り、山道をあやべ温泉の先の駐車場までのぼって、そこから数分歩けば門です。冬は雪で道が閉ざされることが多くあります。
- 降りたあと
- あやべ温泉前バス停から、舗装された山道を約40分のぼると門に着きます。