京都最北・美山No.004★★地図で見る →

美山かやぶきの里

craft穴場——実はすごい

京都府北部・南丹市の山あいにある集落。40棟近くの茅葺き民家が残り、茅葺きの技が今も受け継がれている。

美山かやぶきの里
実写(ライセンス済み)京町家民泊??亭(開業準備中) / CC BY-SA 4.0

京都市の北・南丹市の山あいにある北村は、日本でも有数の密度で茅葺き民家が残る集落だ。約50戸のうち40戸近くが、棚田と森に囲まれて急勾配の茅葺き屋根をいただいている。美山が特別なのは景観だけでなく、茅葺きの技が今も生きていること。村は技の再興の拠点となり、若い職人が育てられ、屋根は数十年ごとにススキで葺き替えられている。ここは野外博物館ではなく、人々が暮らす農村だ。

なぜ穴場のままか

美山が静かなのは、本当に遠いから。電車に本数の少ない路線バスを乗り継いで京都駅から約2時間、英語の旅行案内の多くは、より有名な別の茅葺き集落へ人を誘導します。

歴史・背景

民家の多くは江戸時代(1603〜1868年)中期から末期に建てられ、およそ150〜200年の歴史をもつ。1993年、北村の集落は周囲の水田や山林とともに国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、葺き替えを含めて建物を元の姿のまま維持することが義務づけられている。2020年12月、日本の伝統的な茅葺きの技術は、伝統建築工匠の技の一環としてユネスコ無形文化遺産に登録された。

見どころ(歩く順)

実写(ライセンス済み)京町家民泊??亭(開業準備中) / CC BY-SA 4.0
北バス停と集落の入口
保存集落はバス停のすぐそばから始まり、小道を数分歩くと茅葺き屋根が並ぶ
茅葺き民家の集落
約50戸のうち40戸近くが斜面に並ぶ草葺きの家
生きた茅葺きの技
現役の職人が担い手を育て、技を継承する研修の拠点
四季の風景
棚田と森を背に、季節ごとに表情を変える茅葺きの屋根

おすすめの楽しみ方

晴れた日に集落の小道をゆっくり歩いて、田畑と山を背にした屋根の連なりを眺めるのがおすすめ。路線バスは1時間に1本ほどで最終便も早いため、時刻を事前に確認し、着いたら北バス停で帰りの便も押さえておく。

実際の行き方

起点
京都駅
所要
約95分 · バス 1時間に1本ほど
降車
北 バス停(日吉駅経由)
  1. 京都駅→日吉駅(JR嵯峨野・山陰線 園部方面・約45分。多くの列車は園部で1回乗り換え)。
  2. 日吉駅→北 バス停(南丹市営バス 知見口方面・約50分)。
  3. 北 バス停→集落へ(舗装された小道を数分歩く)。
JRで日吉駅+南丹市営バス
京都駅→(JR嵯峨野・山陰線 園部方面・約45分)→日吉駅(多くの列車は途中の園部で1回乗り換え)→(南丹市営バス 知見口方面・約50分)→北 バス停。計 約95〜110分。バスは1時間に1本ほどしかないので、これを軸に計画を。出発前に当日のバス時刻表を確認し、日吉でバスに接続する電車を選ぶこと。
帰りも同じバスと電車。ただし最終バスが早い
北 バス停から南丹市営バスで日吉駅へ戻り、JRで京都へ。美山を出る最終バスは早く、平日でおおむね18時ごろ、土曜は17時ごろ、日曜・祝日は16時ごろが目安。時刻は時期で変わるので、着いたら北 バス停で帰りの時刻を確認し、遅くまで滞在しない前提で。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
南丹市営バスのような地方のコミュニティバスは現金のみでICカード(Suica/ICOCA)が使えないことが多いので、硬貨と小額紙幣を用意しておくと安心。北までのバス運賃は片道おおむね600円。JRの区間はICカードが使える。
定休
北村は暮らしの続く集落で、公園ではありません。家々は個人の住まいなので、公道の小道を歩くにとどめ、見学可と示された場所以外は庭や建物に立ち入らないこと。店や作業場は各自の営業時間で動くので、当てにする前に現在の営業時間を確認を。
別ルート
バスの時刻が合わなければ、日吉駅からレンタカーかタクシーが現実的。日吉から北村までは車でおよそ40分。
降りたあと
「北」バス停で下車。バス停は保存集落のはずれにあり、そこから舗装された小道を数分歩くと茅葺き屋根の集落に入ります。

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