京都丹波の縁・水尾No.022地図で見る →

水尾

〜保津峡の上の柚子の里〜

local穴場——実はすごい

京都市右京区の山あいの小さな里。古くから「柚子の里」として知られ、渓谷の中の孤立した駅・保津峡から集落バスで登った先にある。

水尾
実写(ライセンス済み)At by At / CC BY-SA 3.0

水尾は保津峡を見下ろす山の斜面にあり、JR保津峡駅から約4km登った先にある。水尾は古くから柚子の里として知られ、12月ごろには各家の軒先に収穫した柚子が箱であふれる。予約すれば、いくつかの民家が柚子風呂(柚子を丸ごと浮かべた湯)に、地元の鶏と自家野菜の鳥すきを添えてもてなしてくれる。山道の坂が急なため、ほとんどの人は集落の自治会が運営する小さなバスで10分ほど登る。

なぜ穴場のままか

水尾は英語の情報が少なく、山を登る坂道は急で時間がかかり、京都の主要な観光ルートからは外れている。駅とを結ぶ集落バスも1日数本しかないため、ここまで足を運ぶ人は少ない。

歴史・背景

水尾は第56代清和天皇(850〜880年)と深いゆかりを持つ。天皇はこの地を終焉の場所に選んだと伝わり、陵は山の中腹にたたずむ。柚子風呂は清和天皇が好んだとも言われ、水尾は日本でも古い柚子の産地のひとつとして語られるが、その起源は確かな記録より言い伝えとして残る。林業や米作とともに、柚子は長くこの土地の暮らしの一部だった。

見どころ(歩く順)

実写(ライセンス済み)At by At / CC BY-SA 3.0
清和天皇陵
第56代天皇の陵が集落の上、山の中腹にたたずむ
軒先の柚子
12月ごろ、各家の軒先に収穫した柚子が箱で並ぶ
柚子風呂と鳥すき
予約制で、いくつかの民家が柚子風呂に地元の鶏の鳥すきを添える
峡谷からの集落バス
保津峡駅から約10分で登る、自治会が運営する小さなバス

おすすめの楽しみ方

柚子が旬の寒い時期に訪ねたい。集落に宿はなく食事も予約制なので、民家は事前に予約を。急坂の4kmを歩くと約1時間かかるため、集落バスの時刻に合わせて到着するとよい。

実際の行き方

起点
京都駅
所要
約35分 · バス1日5本
降車
保津峡駅(そこから集落バス)
  1. 京都駅→保津峡駅(JR嵯峨野線・普通列車・約20分)。
  2. 保津峡駅→水尾(集落の自治会バス・約10分・現金のみ)。
  3. 柚子風呂・鳥すきの民家は事前予約を(集落に宿はない)。
JR嵯峨野線+集落バス
京都駅→(JR嵯峨野線・普通列車・約20分)→保津峡駅→(水尾の集落バス・約10分の登り)→水尾。計 約30〜40分。快速は保津峡に停まらないので普通列車で。集落バスは1日約5本で、火曜・金曜は運休——出発前に当日の時刻表を確認。
集落バスで下る
同じ集落バスで保津峡駅まで下り、JRの普通列車で京都へ。バスは1日数本で最終は夕方のため、着いたらまず帰りの時刻を停留所で確認を。逃すと峡谷の坂道を長く歩いて下ることになる。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
集落バスは現金のみ(片道約300円)。民家の食事も現金なので、小銭と小額紙幣を用意して。
定休
人の暮らす里で、宿はない。柚子風呂・鳥すきの民家は事前予約が必要。
別ルート
徒歩なら約4km、駅から急坂を約1時間の登り。しっかりした靴で。
降りたあと
保津峡駅のホームから、集落バスは決まった列車に接続する。まず掲示の時刻表を確認。

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