宝塚・中山No.052地図で見る →

中山寺 奥之院

nature穴場——実はすごい

兵庫県宝塚市・中山寺の本堂裏から山へ約2km続く参道。古い丁石や道端の石仏を経て、奥之院とその湧き水へ至る。

中山寺 奥之院
実写(ライセンス済み)KENPEI / CC BY 3.0

中山寺は観音を祀り、安産祈願で名高い仏教寺院だ。本堂の境内から、山へと続く参道が案内されている。道は約109mごとに置かれた「丁石」と呼ばれる古い距離標をたどりながら、穏やかな表情の道端の地蔵を通り過ぎて、約2kmで奥之院(最奥の聖域)へ至る。中腹では、二つ並んだ夫婦岩のそばに大阪平野を見渡す眺めが開ける。終点の奥之院では「大悲水(白鳥水)」と呼ばれる清水が岩から湧き、古くから水を汲みに訪れる人がいる。ただし寺は生水のまま飲まず、沸かすよう案内している。

なぜ穴場のままか

奥之院は「立ち寄り」でなく約2kmの登りなので、梅園で終わる日帰りリストには載らない。英語の情報も少なく、主要な観光導線から外れるため、歩くのは主に地元の人が多い。

歴史・背景

中山寺は真言宗中山寺派に属し、西国三十三所の第24番札所。奥之院の湧き水は、白い鳥が大岩に降り立ち清水が流れ出したという縁起と結びつけて伝えられる。参道の丁石は宝塚市の指定文化財で、この道が新しく整えられた登山道でなく、古くから歩かれてきた祈りの道であることを物語る。

見どころ(歩く順)

中山寺 奥之院KENPEI / CC BY 3.0
丁石
約109mごとに置かれた参道の古い距離標
道端の地蔵
登り道に並ぶ、旅人を守る穏やかな表情の石仏
夫婦岩の眺望
中腹の休憩地点で、大阪平野を見渡す眺めが開ける
大悲水
奥之院の岩から湧く清水「白鳥水」

おすすめの楽しみ方

本堂の境内から丁石をたどって上がる。奥之院まで約2km、ゆっくり歩いて1時間ほど。中腹の夫婦岩から大阪平野の眺めを楽しみ、湧き水は必ず沸かしてからという寺の案内に留意したい。

実際の行き方

起点
大阪梅田(阪急)
所要
約1時間半(電車+2kmの登山) · 電車(頻繁)+登山
降車
中山観音駅(阪急)
  1. 大阪梅田(阪急)→中山観音駅(阪急宝塚線・約25〜35分)
  2. 中山観音駅→中山寺 本堂(徒歩・約5分)
  3. 本堂→奥之院(案内標識付きの約2kmの参道・約1時間の登り)
阪急宝塚線+徒歩少し
大阪梅田(阪急)→(阪急宝塚線・約25〜35分/急行は速く各停は遅い)→中山観音駅→(徒歩・約2分)→中山寺。寺から丁石の参道を約1時間登ると奥之院。大阪から奥之院までの合計は約1時間半。電車は数分おきに走るので、時刻表を気にする必要はない。
帰りは同じ道を戻る
参道を寺と中山観音駅まで下り、阪急宝塚線で大阪梅田へ戻る。電車は夜遅くまで頻繁にあるが、尾根は日陰が多く暗くなるのが早いので、明るいうちに下山を始めたい。
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行く前に

現金
参道に売店は無いので、水は自分で持参を。電車はICカード(ICOCA・Suica等)または現金で乗れる。
定休
現役の寺であり祈りの道なので、参道を外れず、奥之院では静かに。
別ルート
JR中山寺駅(大阪駅からJR宝塚線・約35分)からも入れるが、この駅から寺までの徒歩は約18分と少し長い。
降りたあと
中山観音駅から寺までは徒歩約2分。境内を本堂まで上がり、本堂の裏手にある案内標識付きの登山道へ。

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