大阪北部・高槻No.029地図で見る →

摂津峡と白滝

nature穴場——実はすごい

大阪府北部の高槻市、芥川の上流に広がる森の渓谷。高さ15mの白滝が谷の終点で、市バスと徒歩でたどり着く。

摂津峡と白滝
実写(ライセンス済み)663highland / CC BY 2.5

摂津峡(せっつきょう)は大阪北部の山あいを刻む芥川の上流に沿った渓谷で、古くから「摂津耶馬渓」の別称で親しまれてきた。西岸に沿う風致公園は42.65ヘクタールの山林からなり、渓谷を縦断する約4kmの散策路が続く。切り立った崖や奇岩、澄んだ淵を抜けて、北の端にある白滝へと至る。人里離れた秘境ではなく、街から手軽に行ける半日の自然歩き——その近さがこの谷の魅力でもある。

なぜ穴場のままか

高槻は多くの旅行者が電車で通過するだけで降りない街。だから駅の近くに本格的な渓谷があっても英語の情報が少ない。地元は夏の避暑地として親しみ、滝や淵は看板でなく口伝で伝わる。

歴史・背景

摂津峡は景勝地として長く親しまれ、大阪府の名勝(景観を守る公的な指定)に選ばれているほか、府内の優れた緑の風景の選定にも名を連ねる。西岸を守る摂津峡公園は1950年代に開設され、高槻市が管理している。白滝へ向かう園路沿いには、20世紀の俳人・山口誓子の句碑が建つ。

見どころ(歩く順)

摂津峡663highland / CC BY 2.5
渓谷の南側入口
塚脇バス停から徒歩約10分の渓谷の入り口
夫婦岩・行者岩
谷筋に点在する特徴的な形の二つの岩
芥川の清流
岩壁と木陰の間を流れる冷たく澄んだ水。約4kmの散策路が続く
白滝
渓谷の北端に落ちる高さ約15mの清冽な滝

おすすめの楽しみ方

JR高槻駅から市営バス51系統「塚脇」行きに乗り、塚脇バス停で降りて徒歩約10分で渓谷の入口へ。桜の春と紅葉の秋が最もにぎわう。夏は川沿いの空気が涼しく、夕暮れにはホタルが舞う。

実際の行き方

起点
大阪駅
所要
約40分 · 電車+バス+徒歩
降車
塚脇 バス停
  1. 大阪駅 → 高槻駅(JR京都線・新快速・約15分)。
  2. 高槻駅北口 → 塚脇バス停(市営バス51系統「塚脇」行き・約15分)。
  3. 塚脇バス停 → 渓谷入口(徒歩約10分)、そこから川沿いの道を白滝へ。
JR+高槻市営バス
大阪駅 →(JR京都線・新快速・約15分)→ 高槻駅。北口のバスターミナルから、高槻市営バス51系統「塚脇」行きに乗り →(市バス・約15分)→ 塚脇バス停。そこから徒歩約10分で渓谷の入口へ。計 約40分。(白滝は渓谷の北端にあるので、入ってから川沿いの道を歩く時間が別途かかる。)
同じバスと電車で戻る
帰りは塚脇から51系統の市バスで高槻駅へ、そこからJR京都線で大阪方面へ。日が落ちると谷はすぐ冷え、市バスも夕方で終わる。着いたらまず塚脇バス停で当日の帰りの時刻を確認しておく。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
地方の市バスは現金のみ、または一部のICカードしか使えないことが多い。バス代や小さな店のために小銭と少額の紙幣を用意しておく。
定休
摂津峡公園は門も入園料もない、開かれた屋外の渓谷。照明はないので、明るいうちに歩き、暗くなる前に出る。
別ルート
バスを逃したら、高槻駅から渓谷までタクシーが早い。
降りたあと
塚脇バス停から徒歩約10分で渓谷の南側入口。そこから川沿いの道を北へ、白滝へ向かって進む。

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