大阪北部・島本No.031地図で見る →

水無瀬神宮

history穴場——実はすごい

大阪府北部・島本町にある神社。後鳥羽上皇の中世の離宮跡に建ち、境内の湧水「離宮の水」は大阪府で唯一、日本の名水百選(環境省選定)に選ばれている。

水無瀬神宮
実写(ライセンス済み)663highland / CC BY-SA 4.0

水無瀬神宮は阪急水無瀬駅から徒歩10分ほど、かつて後鳥羽上皇が川辺の離宮「水無瀬殿」を構えた地に建つ神社。1240年、配流の地で崩御した後鳥羽上皇を祀って創建され、のちに土御門・順徳の両上皇も合わせ祀られた。境内には「離宮の水」と呼ばれる湧水が流れ、水無瀬川の伏流水を水源とする。環境省がこれを名水百選に選び、大阪府で唯一の選定地として知られる。この軟らかな水は、隣接する山崎一帯の茶やウイスキーの産地とも結びついている。

なぜ穴場のままか

北の京都と隣の山崎(ウイスキー蒸溜所)という二つの大きな目的地に挟まれ、観光客は素通りしがち。英語の情報が少なく「水を汲む社」という魅力は観光の定番リストに載らないため、訪れるのは主に地元の人や水好きに限られる。

歴史・背景

この地はもともと後鳥羽上皇(在位1183〜1198年)の離宮だった。上皇は1221年、鎌倉幕府に対して起こした承久の乱に敗れ、隠岐へ配流された。1240年に離宮跡へ社が建てられ、明治期に土御門・順徳両上皇の御霊も加えられた。長く官幣の社に列せられ、1940年に昇格して以後「神宮」を称する。境内の水は茶の湯で重んじられ、日本の茶道を大成した16世紀の茶人・千利休とも縁が深いと伝わる。

見どころ(歩く順)

水無瀬神宮 境内663highland / CC BY-SA 4.0
後鳥羽上皇の離宮跡
川を望む離宮「水無瀬殿」があった地に社が建つ
離宮の水
大阪府で唯一の名水百選。水無瀬川の伏流水を水源とする湧水。取水は6〜17時・一人20リットルまで
燈心亭
境内にある国の重要文化財に指定された茶室(見学は事前予約が必要)
皇室ゆかりの宝物
後鳥羽上皇の肖像(国宝)や宸翰を伝える(通常は非公開)

おすすめの楽しみ方

境内は拝観無料で日中は開放されており、京都・大阪の境にある短く静かな立ち寄り先。「離宮の水」の取水は6〜17時・一人20リットルまでなので、持ち帰るなら容器を用意しよう。表・裏・武者小路の三千家が毎年この水で献茶を行うことでも知られる。

実際の行き方

起点
大阪梅田(阪急)
所要
約40分 · 電車+徒歩10分
降車
水無瀬駅(阪急京都線)
  1. 大阪梅田駅→水無瀬駅(阪急京都線・準急・約30分)。
  2. 水無瀬駅→水無瀬神宮(徒歩・約10分・平坦な道)。
  3. 別ルート:JR京都線のJR島本駅→神社(徒歩・約10分)。
阪急京都線で水無瀬へ、そこから徒歩
大阪梅田駅→(阪急京都線・準急・約30分)→水無瀬駅→(徒歩・約10分)→水無瀬神宮。計 約40分。注意:水無瀬駅に停まるのは普通と準急のみで、速い特急は通過する。日中の電車は約10分間隔で本数は多い。
帰りも同じ経路・湧水は早めに
帰りは水無瀬駅から大阪梅田へ同じ経路で戻る。日中は約10分間隔で電車があり、終電を気にする必要はまずない。ただし境内と取水(6時〜17時)は日中のみなので、静けさを求めるなら午前中に。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
境内の拝観は無料。駅近くの小さな店はカード不可のこともあるので、現金と小銭を持っておくと安心。
定休
現役の神社であり、皆で使う湧水。取水は掲示の範囲(一人20リットルまで、6時〜17時)を守り、案内表示に従う。
別ルート
JR京都線のJR島本駅(徒歩約10分)やJR山崎駅(徒歩約15分)からも歩いて行ける。
降りたあと
水無瀬駅から水無瀬川の方へ、平坦な道を約10分。案内表示が出ている。

無料でアカウントを作る

気になった場所を保存して、
旅程を考えるときに開き直せます。

8文字以上