大阪北部・山崎No.032地図で見る →

天王山・山崎

history穴場——実はすごい

京都と大阪が接する大山崎町にそびえる標高270mの山。1582年の山崎の戦いで秀吉が明智光秀を破り、天下への道を開いた古戦場。

天王山・山崎
実写(ライセンス済み)Motokoka / CC BY-SA 4.0

天王山は、京都府乙訓郡大山崎町、京都と大阪の回廊が最も狭まる場所にそびえる。名を知られるのは1582年の「山崎の戦い」の地としてで、信長を討った明智光秀を羽柴(のちの豊臣)秀吉が破った合戦の舞台だ。高地を押さえた秀吉が勝ったとされ、「天王山」はそのまま勝敗の分岐点を意味する慣用句になった。今は大山崎町と京都府観光連盟が整備した公式ハイキングコースがあり、JR山崎駅付近から宝積寺と案内板を経て尾根へと登る。

なぜ穴場のままか

麓のウイスキー蒸溜所は有名だが、その上の歴史濃い山に登る外国人はほとんどいない。道の英語案内は乏しく、40分の登りが気軽な客をふるい落とす。観光導線から外れ、古戦場の尾根は静かなままだ。

歴史・背景

合戦は、本能寺の変(信長が自害に追い込まれた政変)の直後の1582年に起きた。秀吉の勝利は天下統一への扉を開き、この山の争奪が分水嶺になったとされた。山腹の宝積寺は、奈良時代(8世紀)の創建と伝えられる古刹である。

見どころ(歩く順)

実写(ライセンス済み)Motokoka / CC BY-SA 4.0
宝積寺
登り道にある古い仏教寺院。合戦時の秀吉の陣所にゆかりがあると伝わる
合戦の尾根
1582年の山崎の戦いの舞台となった山頂一帯。道沿いに案内板が立つ
三川合流の眺め
桂川・宇治川・木津川が合流する平野を見晴らす展望地
山崎蒸溜所
麓に建つサントリーの蒸溜所。1923年に日本初のモルトウイスキー蒸溜所として開かれた

おすすめの楽しみ方

JR山崎駅付近からコースをたどり、宝積寺を抜けて尾根へ。山頂まで登り約40分で、序盤が最も急だ。道沿いの案内板で合戦を思い描きながら進み、頂からは三川合流の眺めを楽しみたい。歩きやすい靴で、下山まで明るいうちに。

実際の行き方

起点
京都駅
所要
約15分 · JR 毎時数本
降車
山崎駅(JR京都線)
  1. 京都駅→山崎駅(JR京都線・普通・約15分・直通)。
  2. 駅から道標に従い、舗装路を約5分登って宝積寺へ。
  3. 寺を抜けて案内のある登山道を合戦の尾根まで登る(登り約40分)。
JR京都線で山崎へ
京都駅→(JR京都線・普通・約15分)→山崎駅。乗り換えなしの直通。普通列車に乗ること——快速・新快速は山崎駅に停まらないので、ホームの案内表示で種別を確認。普通は日中も1時間に数本と本数が多い。登山道の入口は駅から徒歩約5分。
帰りも同じJR京都線で京都へ
山崎駅からJR京都線の普通で京都駅へ戻る(約15分)。夜遅くまで本数が多く予約も不要なので、歩き終えたときに帰ればよい。ただし木立の道は早く暗くなるので、明るいうちに山を下りること。駅に着いたらホームの案内表示で帰りの時刻を確認しておくと安心。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
山の上に売店や自販機はないので、水は自分で持参を。JRはICカード(Suica・ICOCAなどの交通系ICカード)のタッチか、券売機で切符を購入。麓の町の店は現金が使える。
定休
道は急な箇所があり照明もないので、歩きやすい靴を選び、朝から登り始めるのがよい。山頂そのものに開放時間の定めはない。
別ルート
同じ登山口へは、阪急京都線で大山崎駅へ行く方法もある。大山崎駅はJR山崎駅から徒歩約2分の距離にある。
降りたあと
JR山崎駅を出たら、出口付近の石標と道標に従い、舗装された住宅街の坂を約5分登ると、登山道の始まる宝積寺に着く。

無料でアカウントを作る

気になった場所を保存して、
旅程を考えるときに開き直せます。

8文字以上