滋賀西部・比良山麓No.041★地図で見る →
楊梅の滝
比良山地の東縁、花崗岩の岩壁を三段で落ちる落差76mの滝。滋賀県内で最も落差が大きく、JR湖西線の北小松駅から歩いてアクセスできる。

楊梅の滝は比良山地東縁の花崗岩の岩壁を三段で落ち、合計落差は76mと記録されている。これは滋賀県内で最も大きい落差だ。上から順に雄滝(約40m)、薬研の滝(約21m)、雌滝(約15m)と連なる。滝全体が高いため白い水の筋はかなり遠くからも見え、滋賀県の観光ビューローは琵琶湖の遊覧船やJR湖西線の車窓から眺められると紹介している。滝へは北小松駅から山麓の道と登山道を約35分登る。
なぜ穴場のままか
多くの人は走る車窓から白い水の筋を見るだけで通り過ぎる。約35分の登りが壁になる。英語の観光情報も少なく、定番の観光導線から外れているため静かなまま。
歴史・背景
滝は白亜紀の花崗岩の上を流れ、ヤマモモの滝・白布の滝・布引の滝という別名でも記録される。名の由来は1554年、室町時代の将軍・足利義輝が近江国(現在の滋賀県)に退いていた際、比良の地でこの滝をヤマモモ(楊梅)に見立てて名付けたと伝わる。読みは今日では音読みの「ようばいのたき」が定着している。
見どころ(歩く順)

- 雌滝(下段)
- 三段のうち最も低い約15mの滝。登山口からいちばん近い
- 薬研の滝(中段)
- 雌滝の上、約21mの中段の滝
- 雄滝(上段)
- 三段の最上部、約40m。全体76mの頂点をなす
- 遠くからも見える
- 白い水の筋は湖西線の車窓や琵琶湖の遊覧船からも眺められる
おすすめの楽しみ方
JR湖西線に乗り、山腹に白い水の筋を探しながら北小松駅で下車。そこから徒歩約35分で滝に至る。沢沿いに下段の雌滝壺へ向かう道と、滝の全体を見晴らす尾根道がある。上段まで行くにはしっかりした靴が要る。木の根が張り出し灯りもない道なので、明るいうちに下山を。京都方面の電車は1時間に約1本——着いたらまず帰りの時刻を北小松駅で確認しておきたい。
実際の行き方
- 京都駅→北小松駅(JR湖西線・普通・約47分)
- 北小松駅→比良げんき村付近(徒歩・上り/約35分の一部)
- 比良げんき村付近→下段の雌滝の下(登山道/残りの約35分)
- JR湖西線+徒歩
- 京都駅→(JR湖西線・直通の普通・約47分)→北小松駅→(徒歩・上り・約35分)→滝。計 約80〜85分。注意:速い新快速は北小松に停まらないので、北小松に停まる普通に乗る。日中は1時間に1本程度なので、出発前に当日の時刻表を確認。
- 暗くなる前に戻る
- 明るいうちに下山を。道は灯りがなく、木の根も張り出している。京都方面の電車は1時間に1本程度なので、着いたらまず帰りの時刻を北小松駅で確認。
行く前に
- 現金
- 入場料はなく、道中に店もないので水を持参。北小松は小さな駅なので、市内で往復の切符を買うかICカードにチャージしておくと安心。
- 定休
- 上段まで行くにはしっかりした靴が要る。下段の雌滝で折り返すのが無難。
- 別ルート
- 車なら登山口近くに3台ほどの小さな駐車場がある。湖西道路の比良ICから約10分、そこから少し歩く。
- 降りたあと
- 北小松駅から内陸・上りへ、比良げんき村(野外活動センター)の方へ進む。登山口はその先で、駅から下段の滝まで徒歩で計約35分。