神奈川・鎌倉/佐助No.274地図で見る →

銭洗弁財天宇賀福神社

history王道を、いちばんいい形で

鎌倉駅の西、佐助の谷戸にある神社。岩を掘り抜いたトンネルから入り、洞窟の湧き水で硬貨や紙幣を洗う金運祈願の風習で知られる。

銭洗弁財天宇賀福神社
実写(ライセンス済み)Davide Mauro / CC BY-SA 4.0

銭洗弁財天宇賀福神社は、鎌倉駅の西、佐助の谷戸の底にある。門をくぐって入るのではない。岩を掘り抜いたトンネルをくぐると、岩壁に囲まれた窪地がいきなり開け、鳥居と社殿と湧き水の洞窟が現れる。名を知らしめた風習は、単純で手が動く種類のものだ。社務所でざるを借り、硬貨や折った紙幣を載せ、柄杓で湧き水をかける。この水は鎌倉五名水のひとつに数えられている。鎌倉でも屈指の人出がありながら、参拝そのものは無料である。

歴史・背景

創建は1185年、初代鎌倉殿・源頼朝によると伝わる。巳の年、夢に水の神が現れ、この地に湧く水を汲んで神仏を供養せよ、さすれば天下に泰平が訪れる——そう告げられた頼朝が、湧き水のほとりに社を建てたという。銭を洗う風習は、この由来から育った。水はまず供養のためのものであり、硬貨を洗うようになったのはその後のことである。

見どころ

実写(ライセンス済み)Fraxinus2 / CC BY-SA 4.0
岩窟のトンネル
参道が崖を貫いており、抜けた瞬間に境内が一度に開ける
連なる鳥居
トンネルの出口から岩壁の窪地へ、鳥居が列をなして続く
洞窟の湧き水
銭を洗う場そのもの。鎌倉五名水のひとつに数えられる
社務所のざる
借りたざるに硬貨や折った紙幣を載せ、柄杓で水をかける

おすすめの楽しみ方

8:00の開門に合わせて行くこと。窪地は狭く、8時15分と11時では、湧き水の音が聞こえるか行列に並ぶかというほど違う。洗う現金と、社務所用の小銭を忘れずに。参拝のあとは坂を8分上って佐助稲荷神社へ。赤鳥居のトンネルをくぐる狐の社で、多くの人が素通りする。そこから鎌倉駅方面へ下るとよい。

実際の行き方

起点
東京駅
所要
約85分 · 電車+上り坂を徒歩25分
降車
鎌倉駅 西口
  1. 東京駅→鎌倉駅(JR横須賀線・直通・約57分)。
  2. 鎌倉駅西口→神社(西へ、上り坂を徒歩・約25分)。
JR横須賀線+上り坂を歩く
東京駅→(JR横須賀線・直通・約57分)→鎌倉駅→(西口から徒歩・約25分)→神社。計 約85分。電車は約10〜15分間隔。道は住宅地の谷を進む前半が平坦で、終盤に一段と上る。
坂を下るか、尾根を越えるか
鎌倉駅までは下りで徒歩約20分。JR横須賀線で東京へ戻れる。あるいはそのまま大仏ハイキングコースの尾根へ上がり、長谷の鎌倉大仏へ下って江ノ電で帰る道もある。神社は16:30に閉まるので、尾根を選ぶなら日のあるうちに。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
拝観料は無料。洗うための現金と、社務所でのろうそく・線香・ざるのための小銭を持っていくとよい。ICカード(Suica/PASMO)は電車では使えるが、境内では使えない。
定休
参拝は8:00〜16:30。洞窟も洗い場も狭い。押し合わずに並び、撮影で通路を塞がないよう気をつけたい。
別ルート
ここから坂を約8分上ると佐助稲荷神社。この二社はほとんどセットで歩かれる。
降りたあと
鎌倉駅西口から銭洗弁天の道標をたどって西へ、住宅地の谷を進む。はじめの15分ほどは平坦で、そこから登りきるとトンネルの入口。計 約25分。

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