鎌倉西・佐助の谷戸No.097地図で見る →

佐助稲荷神社

history穴場——実はすごい

鎌倉の西の谷戸に朱の鳥居が連なり、白狐の像が境内を埋める稲荷社。銭洗弁天から徒歩数分の、もう一つの鎌倉。

佐助稲荷神社
実写(ライセンス済み)Ocdp / CC0

佐助稲荷神社は鎌倉西側の木立の谷戸にある。近くの銭洗弁天からは歩いて十分もかからない。朱の鳥居(赤橙色の神道の門)が斜面を登ってトンネルのような参道を作り、両脇の石段には苔がびっしりと寄り添う。境内のいたるところに参拝者が奉じた白狐が並ぶ。神道で狐は稲荷神の使いとされ、それがこれほど多くの狐が集まる理由だ。

なぜ穴場のままか

多くの人は一本手前で銭洗弁天(お金を洗う神社)へ折れ、この横道を登らない。英語の案内が乏しく、観光の主動線から外れた上り坂の道のため、静けさが保たれている。

歴史・背景

社伝によれば、この地は1185年に鎌倉幕府を開いた源頼朝と結びつく。流罪中の頼朝の夢に「隠れ里の稲荷」が現れ、平家追討の挙兵を促した。勝利ののち、頼朝は家臣・畠山重忠に命じて社を探し再建させた。「佐助」の名は頼朝の若い頃の呼び名に由来する。別の縁起として、狐を助けた僧が礼に受け取った薬草の種で疫病を鎮めたことが、白狐が奉じられる由来とされる。

見どころ(歩く順)

鳥居の参道Ocdp / CC0
朱の鳥居のトンネル
赤橙色の鳥居が間隔を詰めて斜面を登る参道
苔むす石段
湿った木立の中、緑の谷を縫う石段
白狐の奉納
参拝者が境内一帯に納めた白狐の像。巻物・鍵・宝珠を抱えるものも
ペットのお守り
ペットの飼い主に寄り添うお守りや奉納品で知られる

おすすめの楽しみ方

坂を下ってすぐの銭洗弁天とあわせて巡るとよい。どちらも鎌倉駅西口から徒歩約二十分。鳥居の参道に木漏れ日が差し込む朝がおすすめ。

実際の行き方

起点
東京駅
所要
約80分 · 電車+徒歩25分
降車
鎌倉駅 西口
  1. 東京駅→鎌倉駅(JR横須賀線・直通・約57分)。
  2. 鎌倉駅西口→住宅地の谷を銭洗弁天方面へ西に歩く(約15分)。
  3. 右手の赤鳥居の坂を登る→佐助稲荷神社(上り約5-10分)。
JR横須賀線+徒歩
東京駅→(JR横須賀線・直通・約57分)→鎌倉駅→西口から住宅地の谷を銭洗弁天方面へ西へ、平坦からやがて上り坂で約20-25分歩き、右手の赤鳥居の坂を登って社へ。計 約80-85分。電車は約10-15分おき。
帰り
鎌倉から東京方面へ戻るJRの電車は終日頻発で、最終の心配は要らない。社は駅から徒歩圏なので、行き帰りともバスは不要。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
境内の参拝は無料。お守りや奉納の狐が欲しければ小銭を用意すると安心。
定休
社務所は9:00〜16:00ごろ。境内自体は終日開いており参拝は無料。石段が濡れていることがあるため、雨あがりは足元に注意し、現役の信仰の場なので声を落として。
別ルート
坂を約8分下れば銭洗弁天、上れば大仏方面の大仏ハイキングコースの尾根へ。
降りたあと
鎌倉駅西口から銭洗弁天方面の道標をたどり、右手の赤鳥居の坂を登る。徒歩約20-25分、はじめは緩やかで終盤が上り坂。

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