京都西・嵐山No.305★地図で見る →
嵐山モンキーパークいわたやま
嵐山・岩田山の斜面で、約120〜130頭の野生ニホンザルが放し飼いのまま暮らす山の園。入園口から約20分登ると標高160メートルの広場に出て、京都の街を一望できる。

岩田山は、渡月橋からほんの数分の桂川南岸から、いきなり立ち上がっている。その斜面に野生のニホンザルの群れ——約120〜130頭が暮らしている。囲いはない。園というより山そのものが園で、ふもとの神社の脇で券を買い、九十九折の道を20分ほど登っていく。すると、どこかの時点でサルが「いる」状態に変わる。手すりの上、すぐ横の木の枝。標高およそ160メートルの頂上広場に出れば、京都の街が東の山まで一枚の平面として広がる。動物が主役で、有名な眺望のほうが付け合わせになる——京都では珍しい場所だ。
なぜ穴場のままか
嵐山を訪れる人の大半は、この入口の前を素通りしていく。20分の登りが、そのままふるいになっているからだ。だがその登りこそが本体だと思ったほうがいい。展望台に上がるのではなく、群れの生活圏に足を踏み入れていく道だからだ。歩ける靴で行き、登り自体を目的にする。
歴史・背景
園があるのは西京区、桂川南岸に立つ岩田山の斜面で、渡月橋のすぐ上流にあたる。サルを檻に入れるのではなく、山をそのまま生息地として管理し、そこへ人のほうが入っていく形をとっている。だから道の上にも広場にもサルが自由に行き来する。山には野生のニホンザルが約120〜130頭暮らすとされる。標高およそ160メートルの頂上広場は、群れを観察する場所であると同時に、京都盆地をこちら側からもっとも広く見渡せる展望地のひとつでもある。
見どころ

- 広場の群れ
- 約120〜130頭が広場・山道・木の上を自由に行き来する。春には仔猿を間近に見られる
- 標高160メートルからの京都盆地
- 遮るもののない頂上の開けた場所から、東山までひと続きの平面として街が見える
- 九十九折の登り道
- 神社脇から約20分の一定の登り。たいていは頂上よりずっと手前で最初のサルに出会う
- 餌やり小屋
- 広場に建つ囲いのある小屋。中にいるのは人間のほうで、サルは外側にいる
おすすめの楽しみ方
入園口から最低でも1時間半は見ておきたい。登り20分、下り20分、そして群れがこちらを意識しなくなるまでの時間が山頂に要る。冬場は11月〜3月中旬の入園締切が16:00で、盆地の日暮れも早いので、午後の早い時間には着いておくこと。組み合わせるなら竹林より渡月橋と南岸側——同じ岸で、歩く距離が短い。
実際の行き方
- 京都駅→嵯峨嵐山駅(JR嵯峨野線・約15分)。
- 嵯峨嵐山駅→南岸の入園口(渡月橋を渡って徒歩約15〜20分)。
- 入園口→山頂広場(山道を徒歩約20分の登り)。
- JRで嵯峨嵐山へ、渡月橋を渡って入口へ
- 京都駅→(JR嵯峨野線・約15分)→嵯峨嵐山駅→(南へ町なかを抜け、渡月橋を渡って徒歩約15〜20分)→南岸の神社脇にある入園口。そこから山頂まで徒歩約20分の登り。入口まで合計およそ50分、プラス登りの時間を見ておく。
- 同じ道を下り、阪急かJRで戻る
- 山道を下って入園口へ(約15分)。阪急嵐山駅は徒歩約5分で、桂駅で阪急京都線に接続する。渡月橋を戻って嵯峨嵐山駅からJR嵯峨野線で京都駅、でもいい。電車より先に効いてくるのは閉園時刻のほうなので、下りの時間はそちらから逆算すること。
行く前に
- 現金
- 入園料は大人(高校生以上)600円、こども(4歳〜中学生)300円で現金のみ。小銭と小額紙幣を用意しておく。電車はICカード可。
- 定休
- 3月15日〜10月31日は9:00〜17:30(入園は17:00まで)、11月1日〜3月14日は9:00〜16:30(入園は16:00まで)。登り下りに片道約20分かかるので、入園締切ぎりぎりに着くと山頂の時間がほとんど残らない。
- 別ルート
- 鉄道でいちばん近いのは阪急嵐山駅で、入園口まで徒歩約5分。京都バス「中ノ島公園」からは徒歩約3分。
- 降りたあと
- 阪急嵐山駅から川のほうへ北西に歩く。渡月橋のすぐ西、南岸の神社の脇が入園口で、券売所の裏から登山道が始まる。