京都西部・嵐山No.177★★★地図で見る →
渡月橋
京都西部・嵐山の桂川に架かる全長155mの橋。桧の欄干越しに嵐山の緑の山並みが迫り、季節ごとに桜・紅葉と表情を変える。

「渡月橋」の名は、鎌倉時代の亀山天皇が月見の船遊びの折に「くまなき月の渡るに似る」と詠んだことに由来する。155mの橋が架かるのは、桂川が嵐山と亀山のあいだで狭まる場所。現在の構造は1934年(昭和9年)に完成した鉄筋コンクリート製で、欄干だけが桧造りという伝統意匠を保っている。春には対岸の桜が霞んで咲き、晩秋には山肌が朱と橙に燃える。橋を渡った先は天龍寺と竹林へと続く。
歴史・背景
この場所への橋の記録は9世紀にさかのぼり、834〜848年ごろに渡月橋が架けられたと伝わる。「渡月橋」の名は鎌倉時代(1185〜1333年)に亀山天皇が命名した。戦国時代を含め幾度も流失と再架を繰り返し、現在の姿は1934年に完成。欄干は桧材だが桁は鉄筋コンクリートという、意匠と耐久性を両立した構造になっている。
見どころ(歩く順)

- 南岸からの橋の眺め
- 手前に橋、奥に嵐山の緑——この構図が桜や紅葉の季節に最高潮を迎える
- 川べりの船着場
- 北岸には貸しボートや鵜飼い船が係留される。鵜飼いは夏の夜に運行
- 竹林への道
- 橋を渡って北へ5分歩くと、天龍寺の奥に細長い竹のトンネルが現れる
- 橋の上からの眺め
- 渡るたびに上流の峡谷と下流の開けた河原の両方が見渡せる
おすすめの楽しみ方
橋は無料で通行でき、24時間開放されている。混雑は桜(3月下旬〜4月上旬)と紅葉(11月中旬〜12月上旬)に集中するので、どの季節でも8時前に来ると橋と川べりをほぼ独占できる。嵯峨嵐山駅からは南西方向へ徒歩約8分。橋を渡ったら天龍寺の庭と竹林もあわせて訪れると、嵐山半日コースが完成する。
実際の行き方
- 京都駅→嵯峨嵐山駅(JR嵯峨野線・快速または普通・約11分)。
- 改札を出て南西方向へお土産通りを直進(約8分)、渡月橋が見えてくる。
- 橋を渡り、山を両側に見ながら対岸へ。北へ5分で竹林・天龍寺へと続く。
- 京都駅から嵯峨野線で嵯峨嵐山駅へ
- 京都駅(山陰線・嵯峨野線ホーム31〜34番線)から快速または普通列車で約11分(途中・花園の次)、嵯峨嵐山駅下車。改札を出て南西方向のお土産通りをまっすぐ歩くと約8分で橋が見えてくる。電車は概ね15〜20分間隔。
- 帰りも嵯峨嵐山駅からJRで京都へ
- 嵯峨嵐山駅からJR嵯峨野線で京都駅へ(約11分)。予約不要。ICカードまたは券売機で切符を購入。
行く前に
- 現金
- 橋の通行は無料。川べりエリアへの入場料もない。天龍寺の庭園拝観は別料金(庭園のみ1,000円)。JRはICOCA・Suica等が使える。
- 定休
- 桜・紅葉シーズンの週末は橋と竹林周辺が非常に混み合う。大雨後は川が増水して遊歩道が通行止めになる場合がある。
- 別ルート
- 四条・河原町(祇園)方面からは、四条大宮駅から嵐電(京福嵐山本線)で嵐山駅まで約20分、そこから橋まで徒歩5分ほど。
- 降りたあと
- 嵯峨嵐山駅を出て南西方向のメインの通り(お土産通り)をまっすぐ約8分歩くと渡月橋が目の前に現れる。