野宮神社
実写(ライセンス済み)Hyppolyte de Saint-Rambert / CC BY 4.0

京都西・嵯峨野No.927★★地図で見る →

野宮神社

history穴場——実はすごい

嵯峨野の竹林の道沿いに建つ小さな社。樹皮を剥かないクヌギの黒木鳥居と、クロモジの小柴垣という古い姿を今も守る。伊勢へ発つ斎王が潔斎した場所でもある。

  1. 起点京都駅
  2. 約30分JR嵯峨野線
  3. 降車嵯峨嵐山駅(JR嵯峨野線)
  4. 徒歩
  5. 野宮神社

狙い目

京都でも指折りの人通りがある道沿いなので、知られていない場所ではない。見落とされるのは鳥居のほうだ。皮を残した丸太は素朴な意匠ではなく、この社が守り続けてきた古式そのもので、だから市内のほかの鳥居とまるで違って見える。

場所

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見どころ(歩く順)

野宮神社 本殿Hyppolyte de Saint-Rambert / CC BY 4.0
  1. 黒木鳥居樹皮を剥かないクヌギの丸太を組んだ鳥居。現存する最も古い様式
  2. 小柴垣鳥居の奥をめぐる、クロモジの枝を編んだ低い垣
  3. 本殿伊勢の天照大神と同じ神とされる野宮大神を祀る
  4. お亀石大黒天の社の脇にある丸い神石。願いを込めて撫でる

実際の行き方

  1. 京都駅 → 嵯峨嵐山駅(JR嵯峨野線)。
  2. 嵯峨嵐山駅 → 竹林の道の入口(南西へ徒歩)。
  3. 竹林の道を進み、北側に面した野宮神社へ。
JR嵯峨野線・京都駅から直通
京都駅からJR嵯峨野線で嵯峨嵐山駅へ。そこから南西へ歩いて竹林に入る。この区間の普通列車は日中およそ15分間隔で走るため、鉄道側の時刻を細かく調べる必要はない。停車する時間帯なら快速のほうが早い。
嵯峨嵐山駅から戻る
竹林を東へ抜けて嵯峨嵐山駅まで歩き、JR嵯峨野線で京都駅へ。列車は日中も夕方も本数が多く、終電も深夜前まである。ただし社のほうはとうに閉まっているので、夕方以降に着いても参拝はできない。
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どんな場所か

野宮神社が建つのは京都西部の嵯峨野、天龍寺と大河内山荘を結ぶ竹林の道からわずかに入ったところだ。境内はあえて古い形を保っている。鳥居は樹皮をつけたままのクヌギを組んだ黒木鳥居で、鳥居の様式としては最も古い。その奥をめぐるのは、クロモジの枝を編んだ低い小柴垣だ。祭神の野宮大神は、伊勢に祀られる天照大神と同じ神とされる。本殿の傍らには大黒天の社と、丸みを帯びた石が並ぶ。

おすすめの楽しみ方

開いているのは9:00から17:00まで。竹林の夜明け歩きとは時間が合わないので、門が開いて竹林がまだ混み切らない午前のうちに合わせたい。まず鳥居を見上げること。丸太に皮が残っていると気づけば、境内のほかのものの意味もつながってくる。

歴史・背景

野宮はもともと常設の社ではなく、仮の斎場だった。伊勢神宮に仕える斎王に選ばれた未婚の皇女が、旅立ちの前に籠って身を清めるための場で、代替わりのたびに新しく建てられ、場所も移った。それが嵯峨野のこの地に定まったのは平安初期、嵯峨天皇の代のことだ。『源氏物語』にも登場する場所で、黒木鳥居と小柴垣が古い姿のまま伝えられている。

行く前に

現金
境内の参拝は無料。授与所のお守り・絵馬・みくじは現金でのやり取りになる。JR嵯峨嵐山駅はICOCAやSuicaなどのICカードと現金の両方が使える。
知っておきたいこと
境内は狭く、竹林の道に面しているため日中がいちばん混む。授与所は掲示された時間どおりで、その外の時間は無人になる。
別ルート
大阪方面からは阪急で桂駅へ、阪急嵐山線に乗り換えて嵐山駅、そこから北へ歩く。京都市内からは四条大宮発の嵐電(京福電鉄嵐山本線)も嵐山駅まで通じていて、竹林の南側に出る。
降りたあと
嵯峨嵐山駅から舗装路を南西へ徒歩約10分で竹林の入口。社は道の北側に面している。

近くのノート

距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。