京都・嵐山/嵯峨野No.203★★★地図で見る →

天龍寺

history王道を、いちばんいい形で

嵐山エリアで最も格式の高い禅寺。1339年の開創で、京都五山の筆頭に位置づけられた。嵐山・亀山を借景にした曹源池は、1345年に造られた形をほぼそのままとどめている。

天龍寺
実写(ライセンス済み)osakaosaka / CC BY-SA 3.0

天龍寺の中心は曹源池庭園——大きな池を中心に、嵐山・亀山の緑の斜面を「借景」として構成に取り込んだ庭だ。設計者は開山の夢窓国師で、1345年に庭を整えた。多くの日本庭園が後世に改修・移転されてきた一方、曹源池は700年近くその本質的な形を保ち続け、日本で初めて「特別史跡・特別名勝」の二重指定を受けた。池の周りを巡る路は、四季それぞれに異なる草木の彩りを見せながら続く。

歴史・背景

天龍寺は1339年、足利尊氏がその年に崩御した後醍醐天皇の菩提を弔うために建立した。開山には夢窓国師を迎え、境内の曹源池庭園は1345年に完成した。天龍寺は「京都五山」の筆頭——京都で最も重要な五つの禅寺の第一位——に列せられた。幾度かの焼失と再建を経ながらも庭は形を伝え、1994年に「古都京都の文化財」の一部としてユネスコ世界文化遺産に登録されている。

見どころ(歩く順)

実写(ライセンス済み)ttshr1970 / CC BY 3.0
曹源池
1345年に整えられた池。池端を一周すると約20分のゆったりした散歩になる
嵐山・亀山の借景
庭の奥に広がる緑の山並み。塀の外の自然が庭の構成に溶け込む
石橋と石組み
夢窓国師の作とされる14世紀の石工技術。池の縁に残る
法堂と雲龍図
法堂の天井に描かれた大きな龍の絵。土日祝・春秋の特定期間に別料金で公開

おすすめの楽しみ方

開門(8:30)に合わせて入ると、曹源池の水面が静かで、山の借景もよく映る。庭の拝観料(500円)で池の周りを歩けるが、本堂諸堂は別途300円が必要で、法堂の雲龍図は土日祝などに500円で公開される。天龍寺の北門を出ると竹林の道がすぐ始まる——追加料金なしでそのまま歩ける。

実際の行き方

起点
京都駅
所要
約20分 · JR(頻発)
降車
嵯峨嵐山駅(JR山陰線)
  1. 京都駅32・33番ホーム → 嵯峨嵐山駅(JR山陰線・普通・約15分・240円)。
  2. 北口を出て西へ徒歩約5分 → 天龍寺勅使門(庭園入口)。
  3. 曹源池の周回路を20分かけて歩き、北門から竹林の道へ続ける。
京都駅 → 嵯峨嵐山駅(JR山陰線)
京都駅32・33番ホームからJR山陰線(普通または快速・園部・亀岡方面)に乗り、嵯峨嵐山駅で下車(約15分・運賃240円)。電車は頻発。北口を出て西へ徒歩約5分で天龍寺の勅使門。
嵯峨嵐山駅またはJR山陰線で京都駅へ
JR嵯峨嵐山駅から山陰線で京都駅に戻る(約15分)。または京福電鉄嵐山線(嵐電)嵐山駅から四条大宮・西院方面へ乗り、地下鉄などで戻る方法もある。どちらも本数が多く予約不要。
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行く前に

現金
庭園(曹源池)拝観料=大人500円・子ども300円。本堂諸堂は別途300円。法堂・雲龍図は土日祝などに別途500円。JR・嵐電はICカード(Suica・ICOCA)使用可。
定休
開園時間=8:30〜17:00(最終受付16:50)。桜の季節(3月下旬〜4月中旬)と紅葉の季節(11月中旬)は特に混雑。初夏〜初秋の平日朝は比較的空いている。
別ルート
京福電鉄嵐電(嵐山線)なら四条大宮方面から直接嵐山駅へ——JRより時間はかかるが風情がある路線。嵐山駅から天龍寺まで徒歩5〜7分。
降りたあと
JR嵯峨嵐山駅北口から西へ徒歩約5分。天龍寺の勅使門(庭園の入口)が正面に見える。

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