鳩間島
実写(ライセンス済み)Paipateroma / CC BY-SA 4.0

八重山・鳩間島No.798★★地図で見る →

鳩間島

local穴場——実はすごい

西表島の北、八重山諸島の隆起サンゴ礁の島。石垣港から高速船で渡れる。集落がひとつ、丘がひとつ、手つかずの浜がぐるりと並び、島の学校を守った話が全国に知られた。

  1. 起点石垣港離島ターミナル
  2. 1時間以内石垣港から高速船
  3. 降車鳩間港(八重山観光フェリー・安栄観光の寄港便)
  4. 徒歩
  5. 鳩間島

狙い目

穴場ではない。船の時刻は決まっているし、着く便にはちゃんと人が乗っている。それでも静かなのは、多くの人が船の待ち時間だけを港の周りで過ごして帰るからだ。歩き続けた人にだけ、島の裏側が残っている。

場所

沖縄のほかの記事 9件・地図で開く →

見どころ(歩く順)

鳩間中森Paipateroma / CC BY-SA 4.0
  1. 鳩間港石垣からの船が着く小さな桟橋とターミナル
  2. 鳩間の集落島の南側にまとまる低い家並みと公民館
  3. 鳩間中森島でいちばん高い丘。白い灯台と復元された物見台が立つ
  4. 屋良浜木陰のある、島でいちばん広い浜
  5. ブシヌヤー島仲浜と立原浜のあいだに残る城状の遺跡。見張りの施設と考えられている

実際の行き方

  1. 石垣島まで飛び、市街の港に隣接する離島ターミナルへ向かう。
  2. 高速船で鳩間島へ。直行便か、西表島の上原港に寄る便かを確認して乗る。
  3. 桟橋から集落へ入り、鳩間中森に上がってサンゴ礁を見渡す。
  4. 一周路を時計回りにたどって浜を抜け、午後の船に間に合うよう港へ戻る。
石垣港から高速船
発着は石垣市街の港に隣接する離島ターミナル。八重山観光フェリーと安栄観光の二社が、石垣〜上原の航路にそれぞれ一日一便、鳩間島に寄る便を出している。直行の便と、先に西表島の上原港に寄る便があるので、当日の案内板で確かめてから乗るのが確実だ。
同じ航路で石垣へ戻る
帰りも同じ二社、同じ便数しかない。港を離れる前に帰りの船を決めておくこと。鳩間島は石垣〜上原航路の途中寄港なので、本線が欠航になればそのまま島の便も欠航になる。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

鳩間島は八重山諸島の島で、西表島の北に浮かぶ、一平方キロメートルに満たない隆起サンゴ礁の島だ。形はほぼ円い。周縁は平らで、中央にだけ鳩間中森という小さな丘がある。集落は港に面した南側にまとまり、北側は畑や原野、放牧地として開けている。島を一周する道が通っていて、港から時計回りに進むと浜が次々に現れる。どれも海水浴場として整備された浜ではない。だからこそ水の色がそのまま見える。

おすすめの楽しみ方

日帰りだと船と船のあいだの数時間。集落と丘と浜をひとつ、ゆっくり回るとちょうどいい。5月の初めには島の音楽祭があり、八重山の唄と三線が野外で鳴る。10月から3月は北風で欠航が続くことがあるので、鳩間島を組み込む日程には余裕を持たせておきたい。

歴史・背景

琉球の時代から村があり、中央の丘には船を知らせる石積みの物見台が置かれていた。先島諸島に連なる火番盛のひとつである。かつてはカツオ漁で栄えたが、戦後になって漁が続かなくなり、人口も減っていった。島の小学校の児童がひとりになったとき、島外の家庭から子どもを迎えて学校を守った。その経緯は本になり、のちにテレビドラマにもなっている。石垣港からの高速船が定期的に寄港するようになったのは2006年で、日帰りの客はそこから増えた。

行く前に

現金
島に銀行はなく、郵便の窓口も簡易なものなので、現金は石垣で用意しておく。宿も食事どころも集落の規模で、まとめ買いができる店ではない。
知っておきたいこと
診療所も駐在所もない島なので、自分の面倒は自分で見るつもりで渡る。浜はいずれも海水浴場として管理されておらず、監視員も設備もない。野宿とキャンプは禁止されている。
別ルート
先に西表島の上原港へ渡る便を選び、上原から鳩間へ戻る形にする。時間はかかるが、航路そのものがその日の見どころになる。
降りたあと
桟橋は島の南端にあり、集落までは数分。一周路のどこも遠くない。港から時計回りに歩き出せば、そのまま同じ桟橋に戻ってくる。

近くのノート

距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。