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先斗町

〜鴨川沿いの提灯の路地〜

local王道を、いちばんいい形で

鴨川の一本西、四条通から三条通まで続く490メートルの石畳の小路。料亭・茶屋・居酒屋が軒を連ね、京都五花街のひとつとして今も文化が息づく。

先斗町
実写(ライセンス済み)Sergiy Galyonkin from Raleigh, USA / CC BY-SA 2.0

先斗町は、鴨川と木屋町通の間に挟まれた細長い路地だ。両側の壁がほとんど届くような狭さで、暖簾がかかった入口だけが料亭の存在を示す。日が落ちると提灯が灯り、どこかの壁越しに三味線の音が漏れてくる——京都の「夜」がここほど凝縮されているところはそう多くない。夏になると、路地の東側に面した店々が鴨川に向けて縁台を張り出し、川面の真上で食事する「川床」の光景が広がる。1670年の埋立てによって生まれたこの一帯は、今も舞妓が歩き、花街の文化が現役で続く場所だ。

歴史・背景

先斗町は埋立地の上に成り立っている。1670年に鴨川の河川敷を堤防で埋め立てて西岸に新たな土地を生み出したことで、この細長い一帯が誕生した。町名の由来はポルトガル語の「ponte(橋)」と日本語の「町(ちょう)」を合わせたとも言われ、初期の西洋との交流の名残を伝える。江戸・明治を経て花街として栄え、現在も先斗町は京都五花街(祇園甲部・宮川町・上七軒・島原と並ぶ)のひとつ。路地内の先斗町歌舞練場では春に「鴨川をどり」が催される。

見どころ(歩く順)

実写(ライセンス済み)Sergiy Galyonkin from Raleigh, USA / CC BY-SA 2.0
先斗町の路地(メインの小路)
四条から三条まで続く490メートルの石畳。夜は提灯がともり、細い路地の両側に暖簾が揺れる
鴨川側の川床(5〜9月)
路地東側の店が鴨川に向けて縁台を張り出す「納涼床」。川面を眺めながら食事ができる
先斗町歌舞練場
路地内にある伝統的な演舞場。春(例年5月)に鴨川をどりを開催
脇道と町家
路地から直角に延びる小路が各所にあり、伝統的な町家の格子戸が続く

おすすめの楽しみ方

店は17時過ぎから開くところが多く、路地が最も生き生きとするのは日暮れ以降。路地を歩くこと自体は24時間無料。昼間は空いていて建築をゆっくり見るのにいい。川床(5〜9月)は人気が高く、事前予約が必要な店がほとんど。四条通側(南)から三条通(北)まで歩いても10分ほど。北に抜けると木屋町通に出て、高瀬川沿いのバーやカフェへも続く。価格帯は中〜高め。

実際の行き方

起点
京都駅
所要
約20分 · 京阪で祇園四条へ
降車
祇園四条駅(京阪本線)または河原町駅(阪急)
  1. 京都駅→四条駅(地下鉄烏丸線・約3分)→京阪に乗換→祇園四条駅(約3分)。
  2. 祇園四条駅→鴨川を西へ渡る→先斗町南口まで徒歩約5分。
  3. 四条通側(南)から三条通(北)へ490メートルの路地を歩く。東側は鴨川に面した川床エリア(5〜9月)。
京阪本線・祇園四条駅へ
京都駅→(地下鉄烏丸線・四条駅まで約3分)→四条駅付近から京阪に乗り換えて祇園四条駅(約3分)→西へ徒歩約5分で先斗町の南口へ。または地下鉄四条駅から鴨川を渡って徒歩約10分でも可。合計15〜20分。阪急京都線・京都河原町駅(1番出口)の場合は北へ徒歩約5分で南口。
祇園四条(京阪)か河原町(阪急)へ
先斗町南口から祇園四条駅(京阪)まで徒歩約5分・京都河原町駅(阪急)までも同程度。どちらも京都駅まで20分以内で戻れる。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
路地を歩くだけなら無料。飲食店は中〜高価格帯が多く、ICカード可の店も多いが、老舗・料亭は現金のみの場合あり(要事前確認)。川床は事前予約制が一般的。
定休
路地は常時通行可。飲食店の多くは17時〜22〜23時ごろ営業。鴨川をどりは例年5月に先斗町歌舞練場で開催。
別ルート
大阪(京橋・淀屋橋)からは京阪本線で直接祇園四条駅まで(約50分)、乗り換えなし。
降りたあと
祇園四条駅(京阪)が最寄り。4番出口(北側)から出て四条通を西へ進み、鴨川の橋を渡ったさらに一本西の路地が先斗町の南口。

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