京都・京都駅周辺No.333★★地図で見る →

東本願寺

history穴場——実はすごい

京都駅から徒歩10分に建つ真宗大谷派の本山。御影堂は927畳敷で、世界最大級の木造建築の一つ。拝観は無料。

東本願寺
実写(ライセンス済み)663highland / CC BY-SA 4.0

京都駅を北へ出て10分も歩くと、塀があり、建物ほどの大きさの門があり、その奥に巨大な堂が二つ向かい合う境内が現れる。大きい方が御影堂。床が927畳におよぶ伝統木造建築で、世界でも屈指の規模になる。入るのは無料で、畳の上に好きなだけ座っていられる。今立っている建物は1895年(明治28年)のもの。江戸期を通じて度重なる火災に遭った末の再建で、そのときに生まれたのがこの寺で最も印象に残る展示物だ——大屋根の材木を引く麻縄が次々と切れたため、全国の女性門徒が自らの髪を切って寄せ、それを編み込んで作られた「毛綱」。今も廊下の一角に保存されている。門そのもの、御影堂門もまた世界最大級の木造山門である。

なぜ穴場のままか

巨大で、無料で、朝6時前から開いていて、京都駅から徒歩10分。それなのに駅に着いた旅行者の大半は、その存在を知らないまま清水寺や伏見稲荷へ向かってしまう。

歴史・背景

1602年(慶長7年)、徳川家康が教如に寺地を寄進したことで、強大だった本願寺教団が東西に分かれた——今も京都に二つの本願寺が数町を隔てて並ぶのは、このときの分立による。江戸期には伽藍が幾度も焼失している。現在の御影堂は1895年(明治28年)の再建。この工事の際、大屋根の材木を引く麻縄が切れ続けたため、女性門徒たちが髪を切って寄進し、それを編み込んだ「毛綱」が作られた。数本が今も廊下に展示されている。

見どころ(歩く順)

実写(ライセンス済み)Akonnchiroll / CC BY-SA 4.0
御影堂
927畳敷の大広間。世界最大級の木造建築の一つ
御影堂門
烏丸通に面して立つ二層の大山門。木造山門としては世界最大級
毛綱
明治の再建時、女性門徒が寄進した髪を編んだ引き綱。渡り廊下に保存展示
阿弥陀堂
御影堂と並び立つ堂。阿弥陀如来を本尊とする

おすすめの楽しみ方

行くなら朝いちばん。暖かい季節は6時前に開門し、堂内では晨朝のおつとめが行われる。その時間なら、927畳の空間にほとんど自分だけで座っていられる。京都駅に着いたばかりで荷物と時間を持て余しているとき、最初に向かう場所としても正解だ。

実際の行き方

起点
京都駅
所要
約10分 · 徒歩10分
降車
京都駅(烏丸口)
  1. 京都駅・烏丸口→烏丸通を北へ徒歩約8〜10分。
  2. 御影堂門をくぐる→広い境内→右手が御影堂。
  3. 御影堂→渡り廊下の展示(毛綱)→阿弥陀堂。
京都駅から北へ歩く
京都駅・烏丸口(北側)→烏丸通を北へ徒歩約8〜10分→七条を過ぎたあたり、右手に塀と大きな門。乗り物は不要。
歩いて戻るか、西へ続ける
京都駅までは南へ徒歩10分。続けるなら、もう一方の本山である西本願寺が西へ徒歩約10分。こちらも拝観無料。
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行く前に

現金
境内と両堂の拝観は無料。東側に離れて建つ庭園「渉成園」は別途少額の維持寄付金が必要で、現金で支払う。
定休
開門時間は季節で変わる。おおむね3〜10月が5:50〜17:30、11〜2月が6:20〜16:30。当日の時間は公式サイトで確認を。
別ルート
寺の飛地庭園「渉成園(枳殻邸)」は東へ徒歩約5分。静かで、拝観は別枠。
降りたあと
京都駅・烏丸口から烏丸通をまっすぐ北へ。門は通りに面して立っているので、見落としようがない。

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