青梅・岩蔵No.155地図で見る →

岩蔵温泉

onsen穴場——実はすごい

東京の西のはずれ、青梅の山あいにある歴史の古い小さな温泉郷。東京都内で唯一の温泉郷とされ、今は一軒の老舗宿がその湯を守っている。

岩蔵温泉
挿絵(AI生成イラスト)© FNJ

岩蔵温泉は青梅市の山懐に位置し、JR青梅線の東青梅駅からバスで約20分でたどり着く。東京都内で唯一の温泉郷として記録されており、湯は約20度の冷鉱泉を加温したもの――硫黄臭の強くない、穏やかな鉱泉だ。かつては旅館が五軒あって賑わっていたが、次第に閉じて、今は老舗旅館「儘多屋」一軒だけが湯を守る。一軒宿の静けさと、都内でありながら里山の谷にひっそり残る湯治場の風情がこの場所の魅力だ。

なぜ穴場のままか

英語の情報がほとんどなく、日本の日帰り温泉リストにも滅多に載らない。最寄り駅からのバスも1日数本しかなく、観光の導線から外れているため静かなまま。「東京都唯一の温泉郷」という肩書きは公式だが、現地は一切それを誇示しない。

歴史・背景

開湯はおよそ1,200年前と伝えられる。日本古代神話の英雄ヤマトタケルがここで身を清めたという伝説にちなみ、「岩蔵禊の湯」とも呼ばれる。「岩蔵」の地名は、近くの岩の蔵に鎧を収めたという同じ伝説に由来するという。江戸時代の地誌『新編武蔵風土記稿』には腰痛・骨折・内臓の不調に効く湯として記されており、一軒残る儘多屋の創業は明治期にさかのぼる。

見どころ(歩く順)

挿絵(AI生成イラスト)Hanasakijijii at Japanese Wikipedia / CC BY-SA 3.0
東京都唯一の温泉郷
都内で唯一とされる温泉郷で、青梅の山あいにある
一軒宿・儘多屋
かつて五軒あった宿の唯一の生き残り、創業明治期の老舗旅館
穏やかな冷鉱泉
約20度の源泉を加温して使う、硫黄臭の強くない優しい湯
ヤマトタケル伝説
「禊の湯」の由来と岩蔵の地名の物語(日本古代神話より)

おすすめの楽しみ方

リゾートではなく静けさを求めて訪れたい場所。一軒宿に一泊して、湯の前後に里山の丘をのんびり歩くのが自然な楽しみ方。東京都の境を出ずに日常を離れられる。

実際の行き方

起点
新宿駅
所要
約90分 · 電車+バス少なめ
降車
東青梅駅(JR青梅線)
  1. 新宿駅→立川(JR中央線快速・約40分)。
  2. 立川→東青梅駅(JR青梅線・約30分)。
  3. 東青梅駅→岩蔵温泉バス停(路線バス・約20分)。
  4. 岩蔵温泉バス停→宿(徒歩・約2分)。
JRで東青梅駅へ、そこから路線バス
新宿駅→(JR中央線快速、立川でJR青梅線に乗換・約65〜70分)→東青梅駅→(路線バス・約20分)→岩蔵温泉バス停。計 約90分。バスは1日数本しかない——出発前に当日の時刻表を確認。
帰りも同じ経路・バスは少なめ
同じバスと電車で戻る。東青梅行きのバスは1日数本で夕方には終わるため、着いたらまず岩蔵温泉バス停で帰りの時刻を確認しておく。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
都営バス・西武バスともSuica・Pasmo使用可。地方の宿は日帰り入浴が現金のみのこともあるため、念のため現金も用意を。
定休
源泉は冷鉱泉を宿で加温するため、湯温や設備は宿により異なる。行く前に宿の日帰り入浴の時間を確認する。
別ルート
東青梅駅からのバス(約20分)は2社が運行——都営バス(成木循環)は南口側、西武バス(飯能駅行き)は北口側。西武池袋線の飯能駅からも西武バスで来られ、西側からなら便利。
降りたあと
岩蔵温泉バス停から宿までは、舗装された道を徒歩約2分。

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