三浦最南端・城ヶ島No.091★地図で見る →
馬の背洞門
〜波がくり抜いた海蝕アーチ〜
神奈川・三浦半島の突端に浮かぶ城ヶ島、その南岸の荒磯に立つ自然の岩門。高さ約8メートル、風と波にくり抜かれた海蝕の門。

馬の背洞門は城ヶ島の外洋に面した南端に立つ。あたりは砂浜でなく剥き出しの岩と潮だまりだ。柔らかな崖を長い年月の風と波が貫き、高さ約8メートル・幅約6メートルの門となって向こうに太平洋を切り取る。地元では穴が眼鏡に見えることから「眼鏡岩」とも呼ばれてきた。城ヶ島公園側からも灯台側からも歩いて行けるが、足元は険しく、崩落の恐れがあるため洞門の上には登らないよう案内されている。
なぜ穴場のままか
多くの人は北側の灯台とマグロ市場で満足し、南岸まで渡らない。門は城ヶ島公園の入口から遊歩道を15分ほど、道中に英語の標識も少なく、静かなまま残っている。
歴史・背景
洞門は、かつて海底だった頃に堆積した三浦層群の柔らかな凝灰質岩に刻まれている。1923年(大正12年)の関東大震災より前は満潮時に小舟がくぐれるほど低かったが、この地震で地盤がおよそ1.4メートル隆起し、今の岩の台地の上にそびえる形になった。海外の著名な旅行ガイドで二つ星を得ている。
見どころ(歩く順)

- 磯の遊歩道
- 公園の磯道を歩いて近づく、岩の平場と潮だまりが広がる海辺
- 洞門そのもの
- 崖を貫く高さ約8m・幅約6mのトンネル状の岩門
- 太平洋の眺め
- 門の穴が島の荒々しい南端で外洋を切り取る
- 隆起した海岸地形
- この岩の台地じたいが1923年の地震で海から持ち上がった地層
おすすめの楽しみ方
干潮の時間に合わせて、公園側か灯台側の磯道を歩いて向かうといい。午前中は岩の上が涼しく歩きやすい。濡れた岩で足元に気をつけ、洞門の上には立ち入らないこと。
実際の行き方
- 品川駅 → 三崎口駅(京急線・快特で約75〜90分)
- 三崎口駅 → 城ヶ島(京急バス2番のりば・約30分)
- バス停 → 城ヶ島公園 → 洞門(磯の遊歩道を徒歩約15分)
- 京急電車+城ヶ島行きバス
- 品川駅→(京急線・三崎口方面/快特で約75〜90分)→三崎口駅→(城ヶ島行き京急バス・2番のりば/約30分)→城ヶ島。計 約1時間50分〜2時間。バスは1時間に2〜3本。
- 同じ経路で戻る
- 城ヶ島行きバスで三崎口駅へ戻り、京急線で品川方面へ。夕方はバスの本数が減るので、着いたらまず帰りの時刻をバス停で確認を。城ヶ島と三崎港を結ぶ渡し船はおおむね10:00〜16:00の運航で、遅い時間の帰路には使えない。
行く前に
- 現金
- 地方のバスや港の小店は現金が基本なので小銭を用意。SuicaやPasmoなどのICカードは京急の電車・バスで使える。
- 定休
- 外洋の磯で、岩は滑り潮も本物。行く前に潮汐を確認し、滑らない靴で、濡れた岩には乗らない。
- 別ルート
- 別ルートとして、バスで三崎港まで行き、小さな渡し船「さんしろ」で島へ渡る手もある(約5分・おおむね10:00〜16:00運航)。
- 降りたあと
- バス停から城ヶ島公園に入り、ウミウ展望台の方へ、標識のある磯の道を下って門まで徒歩約15分。