三浦南東・松輪No.092★地図で見る →
剱埼灯台
東京の南西、三浦半島の南東端の岬に立つ白い灯台。日本でも古い洋式灯台の一つで、相模湾が太平洋へ開く低い岩礁の上に立つ。

剱埼灯台(「けんざき」とも読む)は、三浦半島の南東端の岬に立つ。ここで地面は低い平らな岩礁の棚へと下り、相模湾が太平洋へと開ける。初点灯は1871年、日本でも古い洋式灯台の一つだ。ただし今見える塔は初代ではない。初代の石造塔は1923年の関東大震災で倒壊し、現在の白い八角形のコンクリート塔は1925年に再建された。「かながわの景勝50選」にも選ばれており、晴れた日には湾の向こうに房総半島の稜線が見える。
なぜ穴場のままか
この岬へ向かうバスは1日に数本しかなく、バス停から海へ下る道を15〜20分歩く。手間がかかるため訪れる人は少ない。英語の観光情報も乏しい。だから道も磯も、たいてい静かなままだ。
歴史・背景
灯台は1858年の日英修好通商条約の取り決めにもとづいて建設され、日本の初期の洋式灯台を多く手がけた英国人技師リチャード・ヘンリー・ブラントンが設計した。1871年3月1日の初点灯以来、浦賀水道を通じて東京湾へ入る船を導いてきた。初代石造塔は1923年の震災で倒壊し、現在の鉄筋コンクリート塔が1925年に完成。現在は海上保安庁が維持管理している。
見どころ(歩く順)

- 岬へ向かう一本道
- バス停から農地の中を下る静かな道。この道のりも見どころのうち
- 白い八角形の塔
- 1871年の石造初代灯台を1925年に再建したコンクリート塔
- 足元の岩礁
- 灯台脇の小道を下りると広がる波食棚と潮だまり
- 湾越しの眺め
- 晴れた日、相模湾の向こうに低く横たわる房総半島
おすすめの楽しみ方
灯台の内部には入れないので、見どころはその立地と景色だ。塔の脇の小道を下って岩礁に出て、潮だまりと湾を眺めよう。晴れた朝なら房総半島への眺めが楽しめる。バスは1日数本しかないので、出かける前に時刻表を確認しておくこと。
実際の行き方
- 品川駅 → 三浦海岸駅(京急本線 快特、約70分)。
- 三浦海岸駅 → 剱崎バス停(京急バス 海34/海35、約20分)。
- 剱崎バス停 → 灯台(徒歩、約15〜20分)。
- 京急電車+本数少ないバス+徒歩
- 東京の品川駅 →(京急本線 快特・三崎口方面・約70分・乗換なし)→ 三浦海岸駅 →(京急バス 海34/海35・剱崎または三崎東岡方面・約20分)→ 剱崎バス停 →(徒歩 約15〜20分)→ 灯台。計 約110分。バスは1日数本のみ——出発前に当日の時刻表を確認。
- 帰りも同じ道・バスは疎ら
- 来た道を戻る。剱崎バス停から三浦海岸駅までバス、そこから京急電車で東京へ。帰りの便も本数が少ないので、着いたらまず停留所で帰りの時刻を確認しておく。午後遅くには便が減る。
行く前に
- 現金
- この種の郊外バスは現金のみのことが多いので小銭を用意しておくと安心。岬に売店はないので、水は持参を。
- 定休
- 灯台の下の磯は、波に削られた低く平らな岩。足場は不安定で柵はなく、外洋に面している。水際では足元に注意を。
- 別ルート
- 車やレンタサイクルなら本数の少ないバスの悩みは消える。時刻を組めば公共交通でも行ける。
- 降りたあと
- 剱崎バス停から、海へ下る道を約15〜20分歩くと灯台に着く。