鎌倉・腰越No.200★★地図で見る →
鎌倉高校前踏切
神奈川県鎌倉市腰越にある江ノ島電鉄の踏切。電車が走る背後に相模湾が広がるこの場所は、1994年放映のアニメ『スラムダンク』のオープニング映像で知られるようになり、世界中からファンが集まる。

鎌倉高校前駅のすぐ脇、国道134号と江ノ電の線路が交わる1号踏切。1902年に開通した江ノ電は鎌倉の路地や住宅の間を縫って走る単線路線で、とりわけこの踏切付近では線路が海側にカーブし、遮断機が上がると目の前に相模湾が広がる。1990年に連載が始まったマンガ『スラムダンク』と、1994年のアニメ版がこの踏切をオープニングに使い、アジア圏を中心に広く認知された。2022年公開の劇場版『THE FIRST SLAM DUNK』でその存在は再び注目を集めた。現在、鎌倉市は週末・祝日に警備員を配置し、多言語のマナー啓発看板を設置している。
なぜ穴場のままか
自治体・百科事典・複数の観光メディアが記録しており、世界規模で配信されたアニメとその2022年劇場版を通じてアジア圏を中心にファンが集まる。単なる景勝地でなく文化的な文脈を持つ撮影スポットだ。
歴史・背景
江ノ島電鉄の鎌倉〜藤沢間は1902〜1910年にかけて開通し、鎌倉高校前駅もその路線の一部だ。国道134号沿いのこの海岸線は20世紀前半から行楽地として知られていた。踏切が世界的に広まったのは『スラムダンク』の連載と放映がきっかけで、2022年の劇場版でさらに来訪者が増加。鎌倉市は過密観光(オーバーツーリズム)の課題として市民の声への対応記録を公開している。
見どころ(歩く順)

- 江ノ電の踏切
- 国道134号を横切る1号踏切。スラムダンクのワンシーンと同じ構図で電車と相模湾が収まる
- 相模湾のパノラマ
- 遮断機が上がると目の前に広がる海。晴れた日は三浦半島まで見渡せる
- 鎌倉高校前駅
- 1902年開通の路線の雰囲気が残る小さな無人駅。ホームから踏切と海が見える
- 七里ヶ浜区間の車窓
- 鎌倉〜稲村ヶ崎〜七里ヶ浜では国道と海に挟まれた区間を走り、車窓が海一色になる
おすすめの楽しみ方
踏切で電車を待つ時間は約12分間隔。撮影は歩道から。車道に出て撮影するのは通行の妨げになり、鎌倉市も禁止を呼びかけている。週末の午後は混みやすいので、平日午前や夕方が静かに楽しめる。往路もしくは帰りに、鎌倉〜藤沢間(約35分)を江ノ電で全線乗り通すと、海沿いの区間を一度に体験できる。
実際の行き方
- 新宿駅 → 鎌倉駅(JR湘南新宿ライン・約55〜60分)。
- 鎌倉駅 → 鎌倉高校前駅(江ノ電・藤沢方面・約18分・7駅)。
- 駅を出てすぐ左の踏切へ。歩道に立ち、電車と相模湾が重なる瞬間を待つ。
- 新宿駅 → 鎌倉駅 → 江ノ電で鎌倉高校前駅へ
- 新宿駅からJR湘南新宿ラインで鎌倉駅へ(約55〜60分・1,040円。逗子・久里浜方面行きは鎌倉まで直通、小田原方面行きは大船で乗換が必要なためホーム案内表示を確認)。鎌倉駅で江ノ島電鉄(江ノ電)の藤沢方面に乗り換え、7駅目の鎌倉高校前駅で下車(約18分・260円。ICカード利用可)。踏切は駅の出口のすぐ隣。
- 江ノ電で鎌倉駅に戻り、JRで新宿へ
- 江ノ電で鎌倉駅まで戻り(約18分)、JR湘南新宿ラインで新宿へ(約55〜60分)。予約不要で本数も多い。江ノ島まで足を延ばす場合は逆方向の藤沢行きに乗り、江ノ島駅で降りる。
行く前に
- 現金
- JR新宿〜鎌倉 約1,040円・江ノ電 260円、どちらもICカード(Suica・PASMO)利用可。踏切自体は無料。
- 定休
- 踏切は公道のため常時通行可能。週末・祝日は鎌倉市の警備員が配置される。歩道から撮影し、車道に出ないよう指示に従う。
- 別ルート
- 東京駅からはJR横須賀線で鎌倉直通(約57分・1,040円)も利用できる。小田急の「江ノ島・鎌倉フリーパス」(新宿発1,640円)は江ノ電1日乗り放題付きで、全線を乗り通す場合にお得。
- 降りたあと
- 鎌倉高校前駅を出てすぐ左手が踏切。国道134号と江ノ電の線路が交わる地点。