鎌倉西・極楽寺No.095地図で見る →

御霊神社

history穴場——実はすごい

鎌倉西部の丘に立つ小さな神社。神社の入口の鳥居が単線の江ノ電のすぐ脇に立ち、緑の小さな電車が鳥居の前をかすめるように通り過ぎる。

御霊神社
実写(ライセンス済み)Ocdp / CC0

鎌倉西部の坂ノ下〜極楽寺の一角、低い家並みの静かな道に御霊神社(権五郎神社)が鎮座する。神社の鳥居(神社の入口の門)は江ノ島電鉄(江ノ電)の踏切のすぐ脇に立ち、一両の電車が鳥居の前を滑るように通る。よく撮影される名所だが、境内は撮影が制限されている。参道口には1690年創業の和菓子屋・力餅家があり、神社の祭神にちなむ名物「権五郎力餅」(やわらかい餅菓子)を売る。線路を数分たどれば、鎌倉で唯一の真言律宗の寺・極楽寺がある。徒歩圏に確かな見どころが三つ揃う。

なぜ穴場のままか

多くの人は大仏と長谷寺を目指して長谷駅まで乗るので、この道は住人のもの。英語の情報も少なく、有料の施設もないため静かなまま。

歴史・背景

御霊神社は、鎌倉武士の鑑とされた平安時代(794〜1185年)の武将・鎌倉権五郎景政をまつり、鎌倉七福神の一つに数えられる。毎年9月の例祭では、古い面をつけて練り歩く面掛行列と、神道の神聖な音楽と舞である鎌倉神楽が奉納される。極楽寺は1259年に北条重時が創建し、忍性を開山として病院の設置や貧者・病者への救済など初期の福祉活動で知られた。力餅家は9代・300年以上続き、創業以来無添加・自家製の製法を守る。

見どころ(歩く順)

極楽寺(鎌倉)Ocdp / CC0
踏切脇の鳥居
神社の入口の鳥居が江ノ電の踏切に接して立ち、電車が間近を通り過ぎる
力餅家(1690年創業)
参道口の300年余の和菓子屋。祭神にちなむ「権五郎力餅」が名物
御霊神社の境内
鎌倉武士の鑑・権五郎景政をまつる社。鎌倉七福神の一つ
極楽寺
鎌倉唯一の真言律宗の寺。1259年創建で、線路沿いに数分の距離

おすすめの楽しみ方

道が静かな朝のうちに訪ね、線路上ではなく踏切脇の安全な場所から、鳥居をかすめる江ノ電を楽しもう。力餅家のできたての餅菓子とあわせて、極楽寺まで少し歩くのもいい。6月の梅雨時は境内のアジサイが見頃を迎える。

実際の行き方

起点
品川駅
所要
約65分 · 電車(約15分間隔)
降車
極楽寺駅(江ノ電)
  1. 品川駅→鎌倉駅(JR横須賀線・約48分)。
  2. 鎌倉駅→極楽寺駅(江ノ電の藤沢方面・4駅・約7分)。
  3. 極楽寺駅→神社(海へ坂を下って約15分)。
JRで鎌倉、そこから江ノ電
品川駅→(JR横須賀線・約48分)→鎌倉駅→(江ノ電の藤沢方面に乗り換え・4駅・約7分)→極楽寺駅。乗り換え込みで計 約60〜65分。江ノ電は1時間に4本ほど。
江ノ電でJRへ戻る
江ノ電で鎌倉駅へ戻り、JR横須賀線で東京方面へ。鎌倉発の江ノ電の終電は22時10分頃だが、着いたら駅で帰りの時刻を確認しておくとよい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
ICカード(Suicaなどのチャージ式交通カード)は両方の電車で使える。古い餅屋や小さなカフェ用に小銭を持っておくとよい。
定休
住人の道であり、現役の神社と寺なので静かに。線路の上から電車を撮らないこと。
別ルート
長谷駅、あるいは稲村ヶ崎の浜まで20分ほどの心地よい徒歩。
降りたあと
極楽寺駅から、舗装された坂道を海へ向かって下り、寺と神社の踏切を過ぎてゆっくり約15分。

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