奥河内・河内長野No.035地図で見る →

観心寺

history穴場——実はすごい

大阪府南部・河内長野の山あいにある真言宗の寺院。楠木正成ゆかりの地で、毎年2日間だけ公開される国宝の如意輪観音像を伝える。

観心寺
実写(ライセンス済み)Morocco / CC BY-SA 4.0

観心寺は、大阪・奈良・和歌山の三府県が接する河内長野の、緑深い丘に立つ。真言宗高野山系の寺で、本尊の木造如意輪観音坐像と本堂の金堂がいずれも国宝。観音像は毎年4月17・18日の2日間のみ公開され、金堂は和・唐・天竺の建築様式を合わせたとされる。寺として名高いのは14世紀の武将・楠木正成との深いゆかりで、正成は幼いころここで学んだと伝わる。境内には正成が建て始め未完に終わった三重塔と、その首級(討たれた首)を納めた首塚が残る。

なぜ穴場のままか

河内長野からさらに山あいへ入るローカルバスの先にあり、英語の観光情報も少ない。多くの人は電車でそのまま高野山へ向かい、ここには立ち寄らない。

歴史・背景

寺伝では701年に役行者が開いたとされ、9世紀初めに空海(弘法大師)が復興して「観心寺」と名づけたと伝わる。後醍醐天皇に忠義を尽くした楠木正成は若くしてここで学び、1336年の湊川の戦いに敗れて没した後、首級が寺に届けられ首塚(くびづか)に葬られた。着工していた三重塔は正成の死で造営が止まり、未完のまま今に伝わる。

見どころ(歩く順)

観心寺境内Morocco / CC BY-SA 4.0
金堂(本堂)
和・唐・天竺の様式を合わせたとされる国宝の本堂
如意輪観音像
毎年4月17・18日のみ公開される国宝の木像
楠木正成の首塚(くびづか)
1336年の湊川の戦いの後、正成の首級を葬ったとされる塚
未完の三重塔
正成が建て始め、その死で造営が止まったまま残る塔

おすすめの楽しみ方

河内長野駅から南海バスで向かい、山の斜面に広がる境内をゆっくり歩きたい。4月17・18日なら観音像の公開日に当たる。梅・桜・紅葉の季節も関西の花の名所(花の寺)として知られ、いずれも境内を彩る。拝観料は約300円(観音公開日は異なる)。

実際の行き方

起点
難波
所要
約55分 · バス おおむね1時間に1本
降車
観心寺 バス停
  1. 1. 南海なんば駅 → 河内長野駅(南海高野線・急行 約30分)
  2. 2. 河内長野駅3番のりば → 観心寺バス停(南海バス・小吹台/金剛山ロープウェイ前方面 約15分)
  3. 3. 観心寺バス停 → 山門(坂道を約200〜300m・徒歩約5分)
南海高野線+南海バス
南海なんば駅→(南海高野線・急行 約30分/各停 約45分)→河内長野駅→(3番のりばから南海バス・小吹台または金剛山ロープウェイ前方面・約15分)→「観心寺」で下車→約200〜300mの坂道を歩いて山門へ。なんばから計 約50〜55分。バスはおおむね1時間に1本程度なので、出発前に当日の時刻表を確認。
同じバスと電車で戻る
同じバスで河内長野駅へ戻り、南海高野線でなんばへ。バスは夕方になると本数が減るので、着いたら停留所に掲示された帰りの時刻を確認しておく。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
拝観料は少額(約300円。観音公開の2日間は高くなる)。バスはICカードか現金で。念のため小銭を用意。
定休
現役の寺で、開門は9時〜17時ごろ。紅葉の時期は美しく、比較的静かに参拝できる。
別ルート
バスの時間が合わなければ、河内長野駅からタクシーで15分ほどで着く。
降りたあと
「観心寺」バス停から、舗装された坂道を約200〜300m歩くと山門に着く。

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