和泉山地・岸和田No.036地図で見る →

牛滝渓谷と大威徳寺

nature穴場——実はすごい

岸和田市の山あいに広がる渓谷。大威徳寺の境内に朱塗りの国指定重要文化財・多宝塔(1515年建立)が建ち、沢沿いに滝が連なる。

牛滝渓谷と大威徳寺
実写(ライセンス済み)Nankou Oronain (as36… / CC BY-SA 3.0

岸和田の町からバスで和泉の山を登ると牛滝山、森の切れ目に小さな大威徳寺が建つ。境内の脇では牛滝川沿いにいくつもの名の付いた滝が続き、晩秋には渓谷全体が紅葉に染まる。見どころは室町時代に建てられた二層の多宝塔で、朱に塗られた仏塔が境内に立つ。国指定の重要文化財と短い滝の渓谷がコンパクトにまとまった場所だ。

なぜ穴場のままか

岸和田は城とだんじり祭りが有名で、この山裏の渓谷はあまり知られていない。英語の案内は乏しく、山へ登るバスは1日数本しかないため、観光の導線から外れて静かなまま。

歴史・背景

開山は修験道の祖・役行者に伝えられ、寺号は本尊・大威徳明王に由来する。修験道は仏教と山岳信仰が結びついた山伏の宗教で、今は天台宗の寺として続く。この山は尾根沿いに続く葛城修験の行場のひとつでもある。多宝塔は永正12年(1515年)の墨書を残す国の重要文化財で、戦国の乱を生き延びて伝わる。

見どころ(歩く順)

実写(ライセンス済み)Nankou Oronain (as36… / CC BY-SA 3.0
大威徳寺の山門
バス停から徒歩約3分、山寺の境内への入口
多宝塔(1515年)
朱塗りの二層の仏塔で、室町時代建立の国の重要文化財
滝の歩道
一の滝から錦流の滝まで、四つの名瀑をたどる沢沿いの道
吊り橋の周回路
寺の奥から約1時間のコースで、吊り橋で渓谷を渡る

おすすめの楽しみ方

岸和田駅から南海ウイングバス611系統(牛滝線)で約50分、牛滝山バス停へ。境内は無料で、滝めぐりは往復1時間ほど。見頃は11月中旬から下旬の紅葉シーズン。初夏は滝の水量が増し、新緑の中を歩ける。

実際の行き方

起点
難波
所要
約75〜80分 · バス 平日1日6本
降車
牛滝山 バス停
  1. 難波→岸和田駅(南海本線・約25分)
  2. 岸和田駅→牛滝山バス停(南海ウイングバス611系統・約50分)
  3. 牛滝山バス停→大威徳寺(徒歩・約3分)
  4. 寺→沢沿いの滝の道を登る(徒歩・往復約1時間)
南海本線で岸和田へ、そこから山のバス
難波(大阪の中心)→(南海本線・約25分)→岸和田駅→(南海ウイングバス611系統・牛滝線 牛滝山方面・約50分)→牛滝山バス停。計 約75〜80分。山のバスは平日で1日6本ほどしかない——出発前に当日の時刻表を確認。土日祝は本数が異なることがある。
同じ山のバスで戻る
帰りも同じ611系統のバスで岸和田駅まで下り、南海本線で難波へ戻る。山のバスは1日数本で夕方には終わるので、着いたらすぐ牛滝山バス停で帰りの発車時刻を確認し、最終便を逃さないように。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
南海の電車とバスはICカード(ICOCA/Suica)が使える。境内は無料だが、山の小さな施設はカードが使えないこともあるので、現金と小銭も用意しておく。
定休
境内は毎日おおむね8:00〜16:00に開き、拝観は無料。滝の道は滑りやすいので、日中に歩き、雨のあとは足元に注意。
別ルート
車なら寺の少し手前の温泉「いよやかの郷」に駐車し、そこから歩いて登れる。
降りたあと
牛滝山バス停から寺の門まで徒歩約3分、その先の境内を過ぎたところから滝の道が始まる。

無料でアカウントを作る

気になった場所を保存して、
旅程を考えるときに開き直せます。

8文字以上