埼玉・川越No.173★★★地図で見る →

川越一番街

〜江戸の倉が並ぶ商家の通り〜

history王道を、いちばんいい形で

埼玉県川越市の中心部にある、黒漆喰の蔵造り建築が約30棟残る通り。重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、通りの南端には「時の鐘」がひっそりと立つ。

川越一番街
実写(ライセンス済み)Dandy1022 / CC BY-SA 4.0

川越は江戸時代(1603〜1868年)を通じて、物資を江戸(現東京)へ供給する商業の中心地として栄えた。そのころ豊かになった商人たちは、耐火性の高い蔵造りの建物を建てるだけの財力を持っていた——厚く重ねた漆喰壁が延焼を止める、贅沢な工法だ。1893年の大火で町の約3分の1が焼けたが、蔵造りの建物はほぼ無傷で残った。その後の復興で人々は江戸の日本橋の商家を手本に蔵造りで建て直し、現在もおよそ30棟が一番街に残っている。なかでも1792年建立の大沢家住宅は、国の重要文化財に指定されている。この地区は1999年、重要伝統的建造物群保存地区に選定された(埼玉県で初)。通りの南端には、1日に4回(6時・12時・15時・18時)鐘が鳴る「時の鐘」の木造の鐘楼がある。

歴史・背景

川越は15世紀に城下町として整備され、江戸時代には舟運によって江戸との交易で発展した。「小江戸」の呼び名は明治時代(1868〜1912年)から使われており、再建された町並みが旧都を忠実に再現していることに由来する。重要伝統的建造物群保存地区への選定は1999年で、埼玉県内では初の指定だった。

見どころ(歩く順)

実写(ライセンス済み)Dandy1022 / CC BY-SA 4.0
蔵造りの町並み
一番街の両側に並ぶ、黒漆喰仕上げの蔵造り商家、約30棟
大沢家住宅
1792年建立・国の重要文化財。一番街に現存する蔵造りのなかでも最古の部類
蔵造り資料館
最も保存状態のよい蔵造り商家の内部を公開(入館料あり)
時の鐘
通りの南端にある四層の木造鐘楼。6時・12時・15時・18時に鐘を鳴らす

おすすめの楽しみ方

一番街を北から南まで通りを歩き、店構えをひとつずつ眺めながら時の鐘へと下る。蔵造り資料館だけは内部見学ができ、入館料は安い。沿道の店は概ね10時ごろから開く。日曜は歩行者天国になり、通りを見上げながら歩きやすい。東へ数分の「菓子屋横丁」は、駄菓子の小店が集まる横丁で、古い下町の雰囲気をもう一層加えてくれる。

実際の行き方

起点
西武新宿駅
所要
約45分 · 電車(約45分)
降車
本川越駅(西武新宿線)
  1. 西武新宿駅→本川越駅(西武新宿線・急行、約45分)。
  2. 本川越駅→一番街南端・時の鐘(徒歩・約10分)。
  3. 時の鐘から北へ蔵造りの町並みを歩き、蔵造り資料館へ。
西武新宿→本川越(西武新宿線・急行)
西武新宿駅(JR新宿東口から徒歩約5分)→(西武新宿線・急行、約45分)→本川越駅。本川越駅から蔵造りの通りまで徒歩約10分、北へまっすぐ。池袋から来る場合は東武東上線・急行で川越駅(約30分)→蔵の通りまで徒歩約15分という経路も便利。
帰りは本川越駅か川越駅から(日中ずっと頻繁)
西武新宿線は本川越から西武新宿方面に日中ずっと頻繁に走る。東武東上線・川越駅(蔵の通りから徒歩15分)からも池袋まで約30分(急行)。どちらも予約不要。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
蔵造り資料館の入館料など、現金が確実な場面が多い。時の鐘の見学と通りの散策自体は無料。
定休
一番街の店は概ね10〜18時ごろ営業。平日に休む店もある。蔵造り資料館は月曜・年末年始が休館。
別ルート
東武東上線・池袋→川越駅も急行で約30分(約490円)。川越駅は蔵の通りから徒歩15分ほどで、本川越駅より少し遠い。
降りたあと
本川越駅から北へまっすぐ約10分歩くと、一番街の南端と時の鐘に到着する。

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