神奈川・鎌倉 / 北鎌倉No.230★★★地図で見る →
建長寺
1253年創建、鎌倉五山第一位。今なお修行僧が暮らす境内に、日本に禅が根付いた瞬間の空気が残る。

建長寺は1253年、鎌倉幕府第5代執権・北条時頼が宋から招いた禅僧・蘭渓道隆(ランケイ・ドウリュウ)を開山として創建した。純粋な禅の修行道場として設けられた日本最初の寺院であり、鎌倉五山の第一位に列せられる。境内は細長い谷に沿って奥へ続き、山門・仏殿・法堂が一直線に並び、その奥に蘭渓道隆自身が作庭したと伝わる庭園がある。今日も常住の修行僧が暮らし、金曜・土曜の午後には参加者を問わない坐禅会が開かれる。
歴史・背景
寺名は創建時の年号「建長」に由来する。1255年に鋳造された梵鐘は国宝に指定された、日本で最も古い年号の入った禅寺の鐘である。山門・仏殿・唐門(中国風の門)は重要文化財。創建時に蘭渓道隆が植えたとされる巨大なビャクシン(ヒノキ科の常緑樹)が仏殿前の中庭に今も立ち、関東でも有数の老樹と見なされている。
見どころ(歩く順)

- 山門
- 聖域の入口を示す重厚な二層の総門
- 仏殿(本堂)
- 禅寺では珍しく地蔵菩薩を本尊とする。大きな坐像が安置される
- 樹齢760年超のビャクシン
- 仏殿前の中庭に立つ巨木。創建時に蘭渓道隆が植えたと伝わる
- 方丈庭園
- 方丈(住持の居所)背後の静かな庭。蘭渓道隆の作庭と伝えられる
- 半僧坊への登り道
- 庭の奥から尾根の小社へ続く坂道。鎌倉の山並みを望む
おすすめの楽しみ方
開門の8:30頃に着くと、日中の混雑が来る前の静かな境内を歩ける。まず仏殿前の中庭でビャクシンの巨木を探してみよう。坐禅会は金曜・土曜の15:30から——予約不要、拝観料(¥500)のみで参加できる。時間があれば方丈庭園の奥から半僧坊への登り道を30分ほど歩くと、鎌倉の丘陵を望む眺めが得られる。
実際の行き方
- 東京駅→北鎌倉駅(JR横須賀線・約55分)。
- 北鎌倉駅→建長寺山門(道なりに北へ徒歩・約15分)。
- 山門をくぐり石畳の参道を進み、仏殿・方丈庭園へ。7つの境内と庭を巡るには60〜90分が目安。
- JR横須賀線で北鎌倉駅へ
- 東京駅→(JR横須賀線 久里浜・逗子方面・約55分)→北鎌倉駅→(メインの道を北へ徒歩・約15分)→建長寺。計 約70〜75分。電車は東京から15〜30分間隔。
- 北鎌倉駅から折り返す
- 寺から南へ徒歩約15分で北鎌倉駅に戻り、JR横須賀線で東京方面へ。夕方まで頻繁に運行。
行く前に
- 現金
- JRはICカード(Suica/PASMO)利用可。拝観料は¥500。
- 定休
- 開門8:30、閉門16:30(最終入場16:00)。桜(春)・紅葉(秋)の時期が最も混雑し、平日の朝が最も静か。
- 別ルート
- 一駅南の鎌倉駅からもアクセス可能。鎌倉駅から街中を北へ徒歩約25分。
- 降りたあと
- 北鎌倉駅の出口を左(北)に出て、メインの道を約15分進むと左手に山門がある。