神奈川・北鎌倉No.221★★★地図で見る →
円覚寺(北鎌倉)
元寇の翌年1282年に創建し、鎌倉五山第2位の格式を持つ禅宗の古刹。森に抱かれた谷戸の境内に2つの国宝を擁し、北鎌倉駅から徒歩1分。

円覚寺は1281年の弘安の役(元寇第2回侵攻)が退けられた翌年の1282年に創建された。鎌倉幕府の執権・北条時宗が、戦いで散った日本側・元軍双方の霊を弔うために建立し、中国の禅僧・無学祖元を開山に招いた。鎌倉五山のなかで建長寺に次ぐ第2位の格を持ち、中世日本の禅文化の中心のひとつとなった。境内は19の塔頭寺院が点在する谷戸に広がり、その多くは非公開だが、境内を歩くだけで禅の雰囲気が伝わってくる。晩秋には境内の楓が深紅と黄金色に染まり、鎌倉でも指折りの紅葉の名所となる。
歴史・背景
円覚寺の国宝は2点ある。1つは舎利殿——仏の歯舎利を安置するとされる宋様式の建築で、14世紀頃のものとされる(通常非公開、特別開扉日のみ拝観可)。もう1つは1301年鋳造の洪鐘(おおがね)。高さ約2.6メートルで中世の梵鐘としては日本最大級のひとつ。三門(山門)は1783年建立。
見どころ(歩く順)

- 三門(1783年)
- 境内への正式な入口。参道の起点となる重厚な楼門
- 仏殿
- 1964年再建の本堂。木造の釈迦如来坐像を安置
- 国宝洪鐘(1301年)
- 境内の高台に立つ高さ約2.6mの大梵鐘。国宝。隣の茶屋でお茶と菓子が楽しめる
- 舎利殿(国宝・通常非公開)
- 宋代建築様式の遺構で国宝指定。仏歯舎利を安置。特別公開日以外は拝観不可
おすすめの楽しみ方
北鎌倉駅を出て左に1分歩けば山門。まず参道を進んで仏殿へ、それから石段を上がって国宝の洪鐘へ——丘の上の茶屋でお茶を飲みながら木々の上を見渡す時間を取るのがおすすめ。開門は8:30(3〜11月は17:00、12〜2月は16:30閉門・無休)。拝観料¥500。紅葉の盛りは例年12月上旬で、鎌倉でも美しさで知られる。
実際の行き方
- 東京駅 → 北鎌倉駅(JR横須賀線・約57分)。
- 北鎌倉駅改札 → 円覚寺山門(左へ徒歩約1分)。
- 山門 → 仏殿 → 国宝洪鐘(境内の参道を上がって約10〜15分)。
- JR横須賀線で東京駅から北鎌倉駅へ
- 東京駅からJR横須賀線(久里浜・逗子方面)で北鎌倉駅下車(約57分)。改札を出て左へ約1分、円覚寺の山門が正面に見える。電車は約15〜20分間隔で運行。
- 北鎌倉駅からJR横須賀線で帰る
- 北鎌倉駅からJR横須賀線で東京方面へ。本数は多く夕方まで頻繁に運行。北鎌倉から南に徒歩約15分で鎌倉駅にもアクセスでき、そこから各方面の電車が利用できる。
行く前に
- 現金
- 拝観料¥500。JR横須賀線はICカード(Suica・PASMO)利用可。境内の茶屋でお茶・菓子の購入は現金。境内にATMなし。
- 定休
- 8:30〜17:00(3〜11月)・8:30〜16:30(12〜2月)・無休。紅葉のピーク(例年12月上旬)や禅の行事日は混雑する。
- 別ルート
- 新宿駅からはJR湘南新宿ライン(東海道・横須賀線直通)で北鎌倉まで乗り換えなし・約55〜60分。横浜駅からはJR横須賀線で約25分。
- 降りたあと
- 北鎌倉駅改札を出て左に出ると幹線道路に出る。円覚寺の山門まで徒歩約1分。