奈良・奈良公園No.232★★★地図で見る →

興福寺

history王道を、いちばんいい形で

奈良公園の西端に建つ世界遺産の寺。高さ約50mの五重塔と、国宝館に収められた8世紀の阿修羅像が二大名物だ。

興福寺
実写(ライセンス済み)Ph0kin / Public domain

興福寺は奈良公園の西端に立ち、五重塔は市内どこからでも目に入る。寺は藤原氏の氏寺として7世紀末に創建され、710年の平城京遷都とともに現在地へ移された。全盛期には175棟以上の堂塔を擁したと伝わり、現在も再建された金堂や塔がその広大な伽藍の跡を刻んでいる。見どころの中心は国宝館だ。300点超の仏像を収め、なかでも734年制作の三面六臂の阿修羅像は、奈良時代彫刻の最高傑作として知られる。五重塔は幾度もの火災を経て1426年に再建され、高さ約50mは日本第2位の木造塔である。

歴史・背景

寺の起こりは669年、藤原氏の先祖にあたる鏡王女による創建にさかのぼる。権勢を誇った藤原氏は平安時代を通じて氏寺を手厚く庇護し、阿修羅像は734年に光明皇后の発願で造られた。1998年、「古都奈良の文化財」の一部として世界遺産に登録。

見どころ(歩く順)

興福寺、奈良——阿修羅像と日本第2位の五重塔Cun Cun / CC BY-SA 4.0
五重塔
高さ約50m・1426年再建。日本第2位の木造塔
国宝館
仏像300点超を収蔵。阿修羅像はここで間近に見られる
東金堂
奈良時代様式を再現した金堂。内部に重要な仏像を安置
中金堂
8世紀の礎石の上に2018年再建された本堂

おすすめの楽しみ方

国宝館と東金堂はそれぞれ別料金。五重塔の外観は無料で見られる。国宝館では照明が行き届いた展示室で阿修羅像を四方から眺められる。大阪・京都からの日帰り団体客が増える前の午前中が落ち着いて見られる。

実際の行き方

起点
大阪(難波)
所要
約50分 · 近鉄奈良駅から徒歩5分
降車
近鉄奈良駅
  1. 大阪難波→近鉄奈良駅(近鉄奈良線・急行で約35分)。
  2. 近鉄奈良駅→五重塔(西へ徒歩約5分)。
  3. 五重塔→東金堂→国宝館(阿修羅像)。
近鉄奈良線で大阪難波から
大阪難波→(近鉄奈良線・急行で約35分)→近鉄奈良駅、そこから西へ坂を下って徒歩約5分で境内。電車は毎時数本。
近鉄奈良駅から戻る
近鉄奈良駅から近鉄奈良線で大阪難波(約35分)または京都(約35〜50分)へ。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
近鉄はICカード(ICOCA・Suica)利用可。国宝館と東金堂はそれぞれ入口で拝観料を支払う——現金も持っておくと安心。五重塔の外周は無料。
定休
国宝館は17:00閉館(最終入館16:45)。最新の料金は公式サイト(kohfukuji.com)で確認を。
別ルート
京都駅から近鉄京都線(急行で約35〜50分)でも近鉄奈良駅へ行ける。
降りたあと
近鉄奈良駅から登大路を西へ徒歩約5分で境内へ。五重塔は道からも見える。

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