京都中心部・烏丸御池No.320★★地図で見る →
京都国際マンガミュージアム
京都市と京都精華大学が共同運営するマンガの総合文化施設。歴史資料から人気作、海外の翻訳版まで約30万点を収蔵し、京都中心部の戦前の小学校校舎を活用している。

まず建物がある。京都の中心部にあった戦前の小学校で、地域の子どもが減って閉校したあと、その骨格を残したまま館になった。木の床、広い廊下、講堂、正面の芝生。運営は京都市と京都精華大学の共同で、収蔵は約30万点——歴史資料、戦後の雑誌、人気作の全巻、海外の翻訳版まで。特異なのは、その多くが開架だということだ。棚から1冊抜いて、階段や芝生に座って読む。天気のいい午後には芝生がそうしている人で埋まる。京都の他のどこでも見られない光景だ。
なぜ穴場のままか
京都の人の流れは寺社の周回路——清水、嵐山、伏見稲荷——で回っている。この館はそのあいだのオフィス街にあり、多くの人が乗り換えにしか使わない地下鉄駅から徒歩4分。大規模な施設でありながら、構造的に観光動線の外にある。
歴史・背景
開館は2006年。戦前からこの地域を支えてきた小学校が、地元の子どもの減少で閉校したあとの校舎を使っている。取り壊すのではなく、日本初のマンガ学部を設けた京都精華大学と京都市が組み、博物館・研究アーカイブ・開架図書館を兼ねる施設として再生した。校舎の構造・廊下・講堂はそのまま残されている。
見どころ(歩く順)

- マンガの壁
- 廊下いっぱいに続く開架の棚。並んでいるものはその場で手に取って読める
- 旧講堂と教室
- 内装を残したまま、マンガの歴史や技法の展示に使われている
- 芝生
- 旧校庭。天気がよければ来館者が座って読んでいる——この館を象徴する眺め
- 海外の翻訳版コーナー
- 日本のマンガが各国語でどう出版されているかを見せる区画。日本語が読めなくても楽しめる
おすすめの楽しみ方
通り抜ける博物館として扱わないこと——座るための場所だ。廊下の棚から1冊選んで芝生へ持ち出し、1時間かける。建物はそのためにある。開架はほぼ日本語なので、日本語が読めないなら翻訳版コーナーと展示室(英語解説あり)へ。水曜休館はカレンダーで確認を。東西線で東山方面へ続ける一日にきれいに収まる。
実際の行き方
- 京都駅→烏丸御池駅(地下鉄烏丸線・3駅・約7分)。
- 2番出口から烏丸通を北へ徒歩約3分。
- 旧校門から入り、旧玄関ホールの受付でチケットを購入。
- 京都駅から地下鉄烏丸線
- 京都駅→(地下鉄烏丸線 国際会館方面・3駅・約7分)→烏丸御池駅。2番出口から北へ徒歩約3分、角に芝生と煉瓦の門柱が見える。計 約15分。地下鉄は数分おき。
- 烏丸線で戻るか、東西線で東へ
- 烏丸御池から京都駅までは約7分。同じ駅の東西線は東山・祇園方面へ向かうので、東側で一日を終える予定にも組み込みやすい。
行く前に
- 現金
- 有料。大人・学生・子どもで料金が分かれ、企画展は別料金のことがある。カード対応。敷地内にカフェがあり、芝生は入館者が読書に使える。
- 定休
- 水曜休館(祝日の場合は翌日)、年末年始休、メンテナンス休あり。事前にカレンダーの確認を。開架のほぼすべては日本語で、翻訳版は別の小さめのコーナーになる。
- 別ルート
- 烏丸御池は烏丸線と東西線の交点なので、京都中心部のほとんどの場所から乗換なしで着ける。市バスの停留所もある。
- 降りたあと
- 烏丸御池駅2番出口から烏丸通を北へ徒歩約3分。東側に旧校舎の一角があり、歩道から芝生が見える。