神奈川西部・真鶴No.099★地図で見る →
三ツ石
〜真鶴岬の沖に立つ注連縄の岩〜
鶴の形といわれる真鶴半島の突端、沖に三つの岩が並び、太い注連縄で結ばれる。元日には岩と縄の間から初日の出が昇り、多くの人が集まる。

真鶴岬の南の突端、沖の浅瀬に三つの岩が立ち、「三ツ石」または「笠島」と呼ばれる。大きい二つの岩の間には太い注連縄(神道で聖地を示す縄)が張られ、ここが神聖な場所であることを示している。元日には、その年の初日の出が岩と注連縄のちょうど間から昇り、縁起の良い年明けとして多くの人が訪れる。暖かい季節の干潮時には磯が現れ、岩の方へ歩いていけるが、潮が満ちると道が水に沈む陸繋島(りくけいとう)なので、町も注意を呼びかけている。観光地というより聖地に近い場所で、正面には相模湾、背後には火山がつくった半島、あたりには漁で生きる町の潮風がある。
なぜ穴場のままか
東京から二時間近く、人気の温泉町・熱海の一つ手前ゆえ、日帰り客はそのまま箱根へ行ってしまう。英語の情報が少なく、バスの本数も少ない。いちばんの見どころ=夜明けの引き潮はバスが動き出す前の時間なので、多くの人はその瞬間を見ずに帰る。
歴史・背景
真鶴半島は箱根の古い火山が流した溶岩がつくった台地で、翼を広げた鶴に似た形が町の名の由来とされる。三ツ石の注連縄は1977年(昭和52年)に真鶴町観光協会が取り付けたもの。太さ約13cm・長さ約37m・重さ約1トンと記録され、約44年ぶりに2021年12月に新しく張り替えられた。
見どころ(歩く順)

- 三ツ石浜への道
- バス停から展望点まで舗装路を5分ほど下る
- 三つの岩
- 岬の沖に立つ岩で、展望点からは三つに見える
- 注連縄
- 大きい二つの岩の間に張られた、長さ約37m・重さ約1トンの神聖な縄
- 元日の初日の出
- 1月1日、岩と注連縄の隙間からまっすぐに昇る日の出
おすすめの楽しみ方
いちばんは夜明け——とりわけ元日の初日の出——を岬の展望点から眺めること。磯へ歩いて出たいなら春から秋の干潮時だけにし、必ず潮見表を確かめること。バス停から展望点まで海岸沿いの「彫刻の道」を歩いても約30分で行ける。
実際の行き方
- 東京駅→真鶴駅(JR東海道線・約90分)。
- 真鶴駅→ケープ真鶴バス停(伊豆箱根バス 真13系統・約15分・1時間に1本ほど)。
- ケープ真鶴バス停→三つの岩(徒歩約5分・下り坂)。
- JR東海道線+伊豆箱根バス
- 東京駅→(JR東海道線・約90分)→真鶴駅→(伊豆箱根バス 真13系統・ケープ真鶴行き・約15分)→ケープ真鶴バス停。計 約2時間+バス待ち。バスは1時間に1本ほどで、土日祝は8時前は走らない——出発前に当日の時刻表を確認。
- 駅へ戻るバス
- ケープ真鶴から駅へ戻るバスも1時間に1本ほどで、夕方には終わる(最終は16時頃)。着いたらまず、帰りの時刻をバス停で確認しておくこと。
行く前に
- 現金
- バス運賃は約290円。地方のバスや岬の小店は現金のみのことが多いので、小銭を用意。
- 定休
- 現役の漁港のそばにある聖なる岩。注連縄や岩には登らず、磯へ出るなら潮に注意。
- 別ルート
- バス待ちが長ければ、岬の海岸沿い「彫刻の道」を片道30分ほど歩いても行ける。
- 降りたあと
- ケープ真鶴バス停から、舗装された道を5分ほど下れば三ツ石の浜と岩に着く。