大阪北部・箕面No.027地図で見る →

箕面川ダムと箕面ビジターセンター

nature穴場——実はすごい

大阪府北部・箕面川にある高さ47mのロックフィルダム(土と岩の堤体のダム)。箕面大滝のすぐ上流、国定公園の森の中に位置し、上流側の政の茶屋園地に箕面ビジターセンターが立つ。

箕面川ダムと箕面ビジターセンター
実写(ライセンス済み)Otto Domes / CC BY-SA 4.0

落差33mの箕面大滝の上、舗装された渓谷の道をさらに登ると、高さ47mのロックフィルダム「箕面川ダム」がある。コンクリートでなく土と岩を積んだ堤体で、「ゆうゆうレイク」と名づけられた貯水池をたたえる。大阪府が建設・管理するダムで、主目的は洪水調節と下流の流量維持。明治の森箕面国定公園の区域内にあるため、コンクリートの構造物ではなく森に包まれている。近くの政の茶屋園地には箕面ビジターセンターがあり、公園の地質・植物・生き物を無料で解説している。大滝で引き返す人が多いが、そこから15分ほど登り続けると、人気の少ないダムエリアへ出る。

なぜ穴場のままか

滝は大阪の日帰りリストに必ず載るが、その上のダムは載らない。滝から先は英語表記がほとんどなく、ビジター道は「登山口の案内」に見えて目的地に映らないので、日帰り客の多くは滝で止まる。さらに15分歩けばほぼ無人の場所になる。

歴史・背景

工事は1968年に始まり、1983年に淀川水系の国庫補助による治水ダムとして完成した。建設地の地盤がコンクリートダムには堅固でなかったため、中央土質遮水壁型のロックフィル形式が採用された。1993年には周辺斜面の緑化・自然回復への取り組みが評価され、環境賞を受賞している。

見どころ(歩く順)

箕面大滝への渓谷道Otto Domes / CC BY-SA 4.0
箕面大滝
すぐ下流の渓谷にかかる落差33mの滝。日本の滝百選のひとつ
ロックフィルダム
高さ47mの土と岩の堤体が「ゆうゆうレイク」をせき止める。名前がすべてかな表記の珍しい湖
箕面ビジターセンター
政の茶屋園地にある無料の展示施設。公園の地質・植物・昆虫を解説
東海自然歩道の起点
高尾山まで続く全長1,697kmの長距離自然歩道の西端の起点

おすすめの楽しみ方

まず箕面大滝を楽しみ、そのまま舗装路を約15分登ってダムとビジターセンターへ(ダムそばに駐車場はなく、歩くのが本来の道)。大滝と合わせれば森の中の手軽な半日コース。楓が色づく秋がいちばんの見どころ。

実際の行き方

起点
大阪梅田(阪急)
所要
約80分 · 電車+長い徒歩
降車
箕面駅(阪急)
  1. 大阪梅田→石橋阪大前(阪急宝塚線・急行 約16分)。
  2. 石橋阪大前→箕面駅(阪急箕面線に乗換 約6分)。
  3. 箕面駅→箕面大滝(舗装の渓谷道を上り 約40分)。
  4. 箕面大滝→ダム・ビジターセンター(さらに上り 約15分)。
阪急で1回乗換+長い徒歩
大阪梅田→(阪急宝塚線・急行 約16分)→石橋阪大前→(阪急箕面線に乗換 約6分)→箕面駅。電車は計 約22分。箕面駅から舗装の渓谷道を上り約40分で箕面大滝、そこからさらに約15分でダムとビジターセンター。電車は約10分間隔と多いので、大変なのは時刻表でなく歩く距離。
明るいうちに下り始める
最終電車はずっと後だが、谷は日が暮れるのが早い。余裕をもって渓谷道を下り始めるとよい。箕面駅からの電車は夕方も頻発。帰りの時刻は駅で確認を。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
道沿いの茶屋や自販機は現金が無難・小銭を用意。
定休
現役のダムと公園。舗装路を外れず、静けさを求めるなら朝のうちに。
別ルート
ダムのそばに駐車場はないので、ビジターセンター側から歩いて上るのが本来の道。
降りたあと
箕面大滝から舗装の渓谷道をさらに約15分登ると、ダムとビジターセンター。

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