東京中心部・北の丸No.318★★地図で見る →
東京国立近代美術館
1952年開館、日本初の国立美術館。約1万4千点の所蔵から会期ごとに選んだ作品を12室で展示し、重要文化財に指定された作品も含まれる。皇居北側の北の丸公園内に立つ。

1952年に日本初の国立美術館として開館したこの館は、多くの美術館がやらないことをやる——一本の物語を順番に語り、それを年に何度も掛け替える。所蔵作品展は3フロア・12室を占め、上から下へ降りながら20世紀初頭から現代までを歩く。約1万4千点の中から入れ替えて出すので、何度来ても違うものが見られるし、その中には重要文化財に指定された作品も混ざる。建物は皇居北側の北の丸公園にあり、濠沿いの散歩と自然につながる立地だ。
なぜ穴場のままか
東京に来る海外の人は、古典美術なら上野の東京国立博物館、体験ならteamLabへ流れる。近代美術館が扱うのはそのあいだの100年で、旅程にその枠を持っている人はほとんどいない。東京駅から10分なのに、平日の午後の展示室が静かなままなのはそのためだ。
歴史・背景
開館は1952年、戦後まもない時期。国立博物館がすでに扱っていた古典美術ではなく、近代以降の美術を受け持つ日本初の国立美術館として設立された。所蔵は20世紀から現代までおよそ1万4千点に育ち、館は江戸城の一部だった北の丸の地に建つ。
見どころ(歩く順)

- 所蔵作品展(12室)
- 1900年代から現代までを上階から下へ歩く構成。年に数回掛け替えられる
- 重要文化財の作品
- 指定作品が別室の宝物としてではなく、通常の展示の流れの中に現れる
- 眺めのよい部屋
- 4階の休憩スペース。皇居の濠とその先の街並みを大きな窓で見渡せる
- 北の丸公園
- 皇居北側の森の公園。鑑賞の前後の散歩にちょうどいい
おすすめの楽しみ方
上から下へ。4階の「眺めのよい部屋」は飛ばさないこと——美術館の窓で切り取った濠の眺めは、都心では貴重な静けさだ。空いているのは平日の午後。行く前にmomat.go.jpを確認するのは必須で、掛け替えと企画展の都合で休館期間があるうえ、今どの作品が出ているかで体験そのものが変わる。帰りは北の丸公園を抜けて九段下へ、または濠沿いに南下して皇居東御苑へ。
実際の行き方
- 東京駅→大手町駅(徒歩)→竹橋駅(東京メトロ東西線・1駅・約2分)。
- 1b出口から濠沿いに徒歩約3分、美術館エントランスへ。
- エレベーターで最上階の所蔵作品展フロアへ上がり、12室を上から下へ。
- 東西線で竹橋へ
- 東京駅から大手町駅まで歩き、東京メトロ東西線で1駅、竹橋駅(約2分)。1b出口から濠沿いに徒歩約3分、右手が美術館。計 約10分。電車は数分おき。
- 竹橋から戻るか、北の丸公園を抜ける
- 竹橋駅から東西線で戻るほか、北の丸公園を北へ徒歩約15分で九段下駅(半蔵門線・東西線・都営新宿線)。どちらの道も平坦。
行く前に
- 現金
- 所蔵作品展は手頃な観覧料。企画展は別料金で、通常はセット券もある。窓口はカード・交通系ICが使える。1階にカフェとミュージアムショップ。
- 定休
- 月曜休館(祝日の場合は翌平日)、年末年始休、展示替え期間も休館。行く前にmomat.go.jpのカレンダーを確認。大きな荷物はロッカーへ。
- 別ルート
- 九段下駅(半蔵門線・東西線・都営新宿線)から北の丸公園を抜けて徒歩約15分。新宿方面から来るならこちらが早い。
- 降りたあと
- 竹橋駅1b出口を出ると左手に濠。右側を徒歩約3分、北の丸公園の入口手前に美術館のエントランスがある。