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皇居外苑と二重橋

history穴場——実はすごい

皇居正門の外側に広がる国民公園。玉砂利と黒松、旧江戸城の濠が続き、定番の二重橋の眺めが得られる。入場無料で環境省が管理する。

皇居外苑と二重橋
実写(ライセンス済み)Chris 73 / CC BY-SA 3.0

皇居外苑は環境省が管理する国民公園で、皇居正門のすぐ外側の土地を占める。公園というより舞台装置に近い。広い玉砂利、一本ずつ仕立てられた黒松の低い稜線、その背後に旧江戸城の石垣と水。奥まで歩くと、あの眺めが現れる——手前にアーチの石橋、その奥の一段高いところに鉄橋。二つ合わせて二重橋と呼ばれる。橋そのものは皇居側にあって通行はできないが、濠越しの眺めは無料で誰も止めない。100年以上、皇居といえばこの画だった。

なぜ穴場のままか

団体客は観光バスで着き、橋の写真を撮って20分で去っていく。朝9時前ならバスはまだ来ておらず、玉砂利には誰もおらず、低い陽が松と水面を斜めに舐めていく。同じ眺めなのに、体験としては別物になる。

歴史・背景

この土地はもともと江戸城の一部で、1867年まで徳川将軍家の居城として重臣の屋敷が並んでいた。都が東京に移ったあと建物は撤去され、宮殿前の開けた広場として整えられた。戦後に国民公園として一般に開放され、現在は環境省が管理する。二重橋の名は、正門の手前の石橋と奥の鉄橋という二つの橋の組み合わせに由来する。

見どころ(歩く順)

実写(ライセンス済み)そらみみ (Soramimi) / CC BY-SA 4.0
二重橋の眺め
手前のアーチ石橋と、その奥の一段高い鉄橋。濠と伏見櫓が画をまとめる
黒松の平原
玉砂利の上に一本ずつ仕立てられた無数の黒松。東京の他のどこにもない景観
楠公像
広場の南端に立つ、14世紀の武将・楠木正成の騎馬銅像
桜田門
南西角に現存する江戸城の門。濠沿いに徒歩10分

おすすめの楽しみ方

9時前に着きたい。広場は常時開いていて、観光バスはまだ来ておらず、低い光が松と水に全部やってくれる。橋へ直行せず、玉砂利をゆっくり横切る40分をとる価値がある。ここから濠沿いに北へ歩けば旧江戸城の内側=東御苑、南へ歩けば桜田門と日比谷公園。濠を一周する道はずっと平坦で、全部無料だ。

実際の行き方

起点
東京駅
所要
約10分 · 地下鉄(本数多め)
降車
二重橋前駅(東京メトロ千代田線)
  1. 東京駅→大手町駅(徒歩)→二重橋前駅(東京メトロ千代田線・1駅・約2分)。
  2. 2番出口から広場へ渡り、玉砂利を西へ徒歩約5分。
  3. 正門正面の濠のふちで二重橋の眺め。南へ少し歩くと楠公像。
千代田線で1駅、または東京駅から歩く
東京駅から大手町駅まで歩き、東京メトロ千代田線で1駅、二重橋前駅(約2分)。そこから西へ徒歩約5分で広場。計 約10分。晴れた朝なら東京駅丸の内中央口から行幸通りをまっすぐ歩く15分のほうが気持ちいい。
東京駅へ戻る、または東御苑へ
同じ道を東京駅へ戻るか、濠沿いに北へ約15分歩いて皇居東御苑の大手門へ。東御苑は旧江戸城の内側にある別区域で、こちらも無料。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
入場無料、改札もゲートもない。園内にトイレと休憩所はあるが、広場そのものに売店はない。飲み物は東京駅か丸の内のビルで買ってから歩くこと。
定休
玉砂利の広場には日陰がなく、真夏の日中はかなりこたえる。橋と皇居内部は年2回の特別公開を除いて非公開。外苑の広場自体は常時開放。
別ルート
有楽町・日比谷・桜田門の各駅からも広場の別の角まで徒歩10分圏内。その日の路線に合わせてどこからでも入れる。
降りたあと
二重橋前駅2番出口を出て道路を渡ると、目の前に広場が開ける。玉砂利を西へ徒歩約5分、濠のふちが二重橋のビューポイント。

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