小石川後楽園
実写(ライセンス済み)Guilhem Vellut / CC BY 2.0

東京中央・後楽園/文京No.879★★地図で見る →

小石川後楽園

nature穴場——実はすごい

江戸初期に水戸徳川家が造り、文京区の真ん中にそのまま残る大名庭園。池も堤も石橋も、日本と中国の名所を写してつくられている。木立の向こうには東京ドームの屋根が覗く。

  1. 起点東京駅
  2. 約15分東京メトロ 頻発
  3. 降車後楽園駅(東京メトロ丸ノ内線)
  4. 徒歩
  5. 小石川後楽園

狙い目

ここは知られた庭園であって、隠れ家ではない。素通りされるのは周囲のせいだ。野球場も遊園地も大きな乗換駅も徒歩数分の距離にあり、門構えはその賑わいに埋もれてしまう。

場所

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見どころ(歩く順)

円月橋Kimon Berlin, Gribeco / CC BY-SA 4.0
  1. 大泉水琵琶湖に見立てた中心の池。水面には蓬莱島が浮かぶ
  2. 西湖の堤杭州・西湖の堤を縮めて写した、まっすぐな土手
  3. 通天橋紅葉の谷にかかる反り橋。名は京都・東福寺の橋に由来する
  4. 円月橋水面に映る影と合わせて満月の形になる、中国風の石のアーチ
  5. 稲田庭園のなかの現役の田んぼ。地元の小学生が毎年田植えと稲刈りをする

実際の行き方

  1. 東京駅→後楽園駅(東京メトロ丸ノ内線・約8分)。
  2. 後楽園駅2番出口→東門(塀沿いに南西へ、歩いてすぐ)。
  3. 東門で入園券を買い、池を時計まわりに一周する園路へ入る。
東京メトロ丸ノ内線・東京駅から乗換なし
東京駅→(丸ノ内線・約8分)→後楽園駅。そこから東門まで歩いてすぐ。日中は数分おきに来るので、時刻を調べる必要はない。運賃はICカードか切符で改札を通るだけでよい。
後楽園駅から戻る
後楽園駅まで歩いて戻り、丸ノ内線で東京駅方面か新宿方面へ。閉園が夕方なので、終電を気にする場面は起きない。目黒方面へ向かうなら、同じ駅から南北線も使える。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

小石川後楽園は文京区、神田川と東京ドームに挟まれた70,847平方メートルの庭園だ。水戸徳川家が江戸屋敷に造った庭で、都内に残る大名庭園としては最も古い。形式は回遊式で、大きな池をひとまわりする園路を歩くと、曲がるたびに違う景がひらける。その景の多くは実在の名所の引用だ。堤は杭州・西湖の堤を、反り橋は京都・東福寺の橋を写し、中心の池は琵琶湖に見立てられている。園路のどこからでも、木立の上にオフィスビルと白いドームの屋根が覗く。

おすすめの楽しみ方

開門は9時。学校の団体や昼どきの人出が入る前の最初の1時間が、いちばん落ち着いて歩ける。東門から時計まわりに進めば、池の景から入って中国風の橋で締めくくる順になる。わざわざ時期を選ぶなら、冬の終わりの梅と、晩秋の通天橋あたりの紅葉だ。

歴史・背景

造営が始まったのは1629年、水戸藩初代藩主・徳川頼房の代で、江戸屋敷に与えられた土地に手を入れたのが始まりだ。完成させたのは二代の光圀で、明から亡命した儒学者・朱舜水の助言を受け、庭の構想を儒教の考え方で組み直した。園内に中国の名所の写しが多いのはそのためだ。1952年には国の特別史跡と特別名勝の両方に指定された。庭園に与えられる指定としては最も重い組み合わせになる。

行く前に

現金
入園料は確認時点で大人300円。高齢者は割引、子どもは無料の区分がある。各門の券売所は現金のほかカード決済にも対応している。駅の改札はSuicaやPASMOなどのICカードが使える。
知っておきたいこと
閉門は夕方で、入園受付は閉園の30分前まで。年末年始は休園する。園路は砂利と土で照明もないため、昼間に歩く場所と考えたい。雨のあとは池のきわと石段が滑りやすい。
別ルート
新宿方面からは都営大江戸線で飯田橋駅へ。C3出口から西門まで徒歩3分で着く。西門から入ると順路が逆になり、稲田と石橋を先に見ることになる。
降りたあと
後楽園駅の2番出口を出て、東京ドームシティ側へ渡り、庭園の塀に沿って南西へ進むと東門に着く。JR水道橋駅の西口からも同じ門まで同程度の距離だ。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。