東京都心・根津No.076★★地図で見る →

根津神社 乙女稲荷の千本鳥居

history穴場——実はすごい

根津神社の本殿左手から斜面を登る、小さな朱鳥居の連なり。その先には乙女稲荷の社。1706年完成の重要文化財の社殿群とあわせて、都心の見応えある一社だ。

根津神社 乙女稲荷の千本鳥居
実写(ライセンス済み)DavideGorla / CC BY 2.0

根津神社はつつじで名高いが、本殿の左手には朱鳥居が密に連なる坂道があり、同じ境内の境内社・乙女稲荷へと続いている。稲や豊穣をつかさどる神をまつる稲荷の社への参道だ。鳥居は京都・伏見稲荷のような延々と続く回廊ではなく、短くも密度のあるトンネルを成し、途中には鯉の泳ぐ池を見下ろす小さな見晴らしの一角が開ける。数は少ない分、歩けばすぐの親しみやすい道で、それがまた味わいになっている。1706年ごろの江戸期の社殿群は複数が重要文化財に指定されており、鳥居とあわせて都心でも見応えのある神社だ。

なぜ穴場のままか

多くの人は本殿とつつじの斜面を撮り、鳥居の列は脇にあって英語表記もないため見落とされがち。春のつつじ祭りが最も混み、早朝が最も静か。

歴史・背景

社伝では約1,900年前に日本武尊が創建したとされるが、記録に残る歩みは1705年、徳川家の五代将軍・綱吉が世継ぎ決定を機に現在の根津へ遷したことに始まる。社殿は1706年ごろに整えられ、本殿・楼門・唐門・透塀などが国の重要文化財に指定されている。乙女稲荷もこの造営時に設けられたものだ。

見どころ(歩く順)

乙女稲荷の鳥居参道DavideGorla / CC BY 2.0
本殿と江戸期の社殿群
1706年ごろの本殿・楼門・唐門など複数が重要文化財に指定
朱鳥居の参道
本殿の左手の斜面を登る、小さな朱鳥居が密に連なる道
池を望む見晴らし
参道の途中に開ける、鯉の池を見下ろす小さな一角
境内社・乙女稲荷
鳥居の参道が導く先にある、稲や豊穣の神をまつる小さな社

おすすめの楽しみ方

鳥居の道は短いので、江戸期の社殿群も含めて境内をひと通り歩きたい。人の少ない朝の時間帯なら、より落ち着いて歩ける。つつじ祭り(例年おおむね4月上旬〜5月上旬)の頃は、隣接する斜面の約3,000株のつつじが彩りを添える。境内・鳥居への入場は無料、つつじ苑は祭り期間中のみ少額の入苑料がかかる。

実際の行き方

起点
東京駅
所要
約25分 · 電車(本数多め)
降車
千代田線 根津駅
  1. 東京駅→大手町駅(地下連絡通路を徒歩・約7分)。
  2. 大手町→根津駅(東京メトロ千代田線・3駅・約6分)。
  3. 根津駅1番出口→神社の表門(徒歩・約5分)。
  4. 境内に入り、本殿の左手の登りの鳥居の列へ。
東京駅→根津駅(地下鉄千代田線)
東京駅から、地下通路で隣の大手町駅まで歩く(連絡通路を約7分)。大手町から東京メトロ千代田線に乗り、3駅先の根津駅へ(約6分)。根津駅から神社の門までは徒歩約5分。合計で約20〜25分。千代田線は本数の多い都心の地下鉄で、数分おきに運行している。
帰りは同じ経路、または谷中へ歩いて
帰りは根津駅から千代田線で来た道を戻る。地下鉄は深夜近くまで頻繁に走るので、急ぐ必要はない。多くの人は、神社のすぐ先から始まる谷中の古い路地へそのまま北へ歩いて抜ける。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
境内と鳥居の参道への入場は無料。つつじ苑は春の祭りの時期のみ少額の入苑料(数百円)がかかるので、少し現金を用意しておくとよい。千代田線はICカード(Suica・PASMOなど)と現金が使える。
定休
現役の神社なので、鳥居の列は狭く、一列で静かに歩く。最も混むのは4月下旬〜5月上旬のつつじ祭りの時期。
別ルート
本当に空いた道を歩きたいなら、つつじ期(4月末〜5月初)は外す。鳥居の道そのものはどの月でも同じ姿。
降りたあと
根津駅の1番出口から、神社の表門まで徒歩約5分。境内に入ったら、鳥居の列は本殿の左手にある。

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