東京・台東区・上野No.194★★★地図で見る →
上野恩賜公園
台東区にある面積53ヘクタールの都立公園。1873年に日本初の公園のひとつとして指定された。東京国立博物館・国立西洋美術館(世界遺産)・上野動物園・不忍池・1,000本以上の桜並木が集まる、東京の文化の核だ。

上野公園の地は、徳川幕府が1625年に創建した寛永寺の境内だった。1868年の明治維新の際、旧幕府の最後の抵抗拠点となり、伽藍の大半が失われた。明治政府はその跡地を公園に転換し、東京の文化施設の集積地として整備していった。1882年に開館した東京国立博物館は日本最古・最大の博物館で、隣に国立科学博物館と国立西洋美術館が立つ。国立西洋美術館の本館はル・コルビュジエ設計(1959年竣工)で、2016年にユネスコ世界遺産に登録された。公園南西の不忍池はかつて寺の境内の一部で、夏は蓮の花で埋まり、一年中ウのコロニーが見られる。花見の季節には主要な並木道が東京でも屈指の混雑スポットになる。
歴史・背景
寛永寺は1625年、江戸城の東北を守る鬼門封じの寺として徳川家の庇護のもと創建された。1868年の明治維新で旧幕府勢力の最後の拠点となり、戦闘によりほぼ全焼した。明治政府は跡地を1873年に日本初の5公園のひとつとして指定。東京国立博物館が1882年に開館し、現在に続く文化施設の集積が始まった。ル・コルビュジエ設計の国立西洋美術館本館は2016年に「ル・コルビュジエの建築作品」として世界遺産リストに加わった。
見どころ(歩く順)

- 東京国立博物館
- 1882年開館・日本最古最大の博物館。日本美術と考古のコレクションが複数の建物に分かれる
- 国立西洋美術館
- ル・コルビュジエ設計(1959年)・ユネスコ世界遺産。日本最高の西洋美術コレクション
- 不忍池
- 公園南西の大きな池。夏は蓮の花で覆われ、島の弁天堂が浮かぶ。ウの生息地でもある
- 桜並木(中央大路)
- 1,000本超の桜が続く広い参道。東京東部でも最も名の知れた花見の場
おすすめの楽しみ方
目的を絞るのがコツ。博物館は1館で半日かかる——東京国立博物館は複数の棟があり午前中いっぱいかかることも。各館は概ね9:30〜17:00(最終入館16:30)、月曜休館。公園自体は5:00〜23:00・無料で入れる。不忍池は博物館のあとにゆっくり一周するのに向いている(7〜8月の蓮の時期は特によい)。桜の時期(3月下旬〜4月上旬)の並木は日中から人が多く、午前9時前が最も静か。
実際の行き方
- 東京駅 → 上野駅(JR山手線・京浜東北線、約5分・2駅)。
- 公園口出口 → 中央大路を直進 → 東京国立博物館(徒歩約5分)。
- 博物館のあと、公園を南へ歩いて不忍池を一周(弁天堂・蓮床・野鳥)。
- 東京駅 → 上野駅(JR山手線・京浜東北線)
- 東京駅からJR山手線(内回り・秋葉原・上野方向)または京浜東北線で上野駅へ(約5分・2駅)。公園側の「公園口」改札を出ると、そのまま公園の中央大路に続く。電車は日中は数分おき。
- 帰りは上野駅からJRまたは地下鉄で
- 上野駅からJR山手線・京浜東北線で東京方面へ(頻発)。または東京メトロ銀座線・日比谷線で浅草(3分)や銀座(10分)方面へ抜けることもできる。都心の夜は終電が遅いため時間の融通が効く。
行く前に
- 現金
- 公園への入園は無料。各施設の入館料は異なる:東京国立博物館は一般1,000円前後(特別展は別途)、国立西洋美術館は常設展500円程度(毎月第1日曜は無料)、上野動物園600円。ICカード・クレジットカード利用可。
- 定休
- 各博物館・美術館は月曜休館(祝日の場合は翌火曜)が多い。花見シーズン(3月下旬〜4月上旬)は平日の昼以降と週末は非常に混雑する。
- 別ルート
- 秋葉原駅(山手線で1駅南)から公園南口まで徒歩約10分。湯島聖堂を経由するルートで、秋葉原方面から来る場合に便利。
- 降りたあと
- 上野駅「公園口」改札を出たら左手・サインに従い公園口出口へ。広い並木の遊歩道に直結している。